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三国志

「劉備が一番かっこいいんだよね」 

電車の中に入った瞬間そんな声が聞こえた。男二人と女性一人が孫権やら三国志の話をしていた。


この手の会話は大抵アニメやゲームの三国志を題材にした作品の話だと思っている。ところがよく話を聞いて見るとどうやら「本当の三国志」の話をしているようだ。

この「本当の三国志」という表現は妙におかしい。というのも三国志はなぜか本国よりも愛されているそうで、これまでに何度も小説・漫画といった紙媒体からアニメ・ゲームに至るまで多くのものに変わっていった。ちなみに最近の諸葛亮孔明は女性化したり、扇子開いてビームを撃ったりするらしい。

そんな三国志は日本で言う戦国時代のような魅力があるようだ。多くの大名がいる中で波乱万丈な物語が幾多も起こり、やがては天下が統一されていく。

ところで自分と三国志の出会いはファミコンのゲームだったと思う。そこからバイブルとなっていそうな横山光輝さんの漫画三国志に走るのかと思いきやあまりにも冊数が多く挫折した記憶があります。

そのせいか一般的には(三国志演舞よろしく)劉備が主役っぽいイメージがあるようだが自分には全くない。三者が三すくみで渡り合うイメージ(それも少し違うような気がする)がある。

一人一人の心に気づいたら根付いてそうなそれぞれの三国志。会話を聞いていてそんなことを思った。

#日記 #エッセイ #三国志

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