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両手フリックを試す

※文字数約2400 いつものエッセイの3~6倍あります。

突然ですが、あなたはスマートフォンを持っていますか。もし持っていたとしたら、あなたは文字を打つ時どうやって入力をしていますか?

フリック? キーボード? 同じボタンを連打するケータイ打ち)?

そしてどういう持ち方で入力をしていますか。

支えるのは右手?左手? そしてどの指で入力を?

今日のnoteはガラケーの方々には少々伝わらないと思われるフリック入力についての話を書こうと思います。

動機

話は少し前にさかのぼります。自分の今の打ち方は左手(メイン) or 右手(たまに)でスマートフォンを支えて 右親指でフリック入力をするといった感じなのですが、Twitterのほうでフリック入力の両手が早くておすすめと言われました。そのときに感じたのが以下のツイートです。

自分の両手フリック入力のイメージはSNS大好き女子高生が全力でLINEの返事をしているイメージです。数年前はそんな姿を見て「おいおい、必死に打ちすぎやろ・・・」なんてことを思っていました。

それから数年が経ち、今やスマートフォンは大型化の一途をたどります。特に日本のスマートフォンで最もシェアが高いと思われるiPhoneでは8のディスプレイが4.7インチ、そして最新のXS MAXではなんと6.5インチもあります。

そしてスマートフォンの大型化の流れとともにもう一つ台頭してきたのが「スマートフォン1台で事があらかた足りるようになった」ことです。これによりスマートフォンはますます手放せない存在になり、人によってはいよいよパソコンといった他の情報機器を持たずスマートフォン一台のみで生活しているなんて話も聞くようになりました。

ここまでスマートフォンが大型化or必需品化したことにより役割はパソコンと同じくらいになった。このパソコンと同じようになったというのは同時にパソコンと同じように文字を入力するようになったとも言える。

そんな中でいつまでも片手で入力するというのは疲れるし、何より大型化したスマートフォンの中では指が届かない問題も出てくるだろう。

といったところでどういった対策をすればいいか、そう、長い前振りになった「両手フリック」である。

両手フリックは両方の親指を使ったフリック入力のことで、一言でいえばキーボードを両手で入力するような感覚だ。スマートフォンではキーボード入力よりも圧倒的にフリック入力のほうが早い。そしてスマートフォンが大型化したことで両手でフリックというのがますますしやすくなるだろう。昔のような「必死すぎる・・・」という偏見を打ち破り新しい時代に対応していく必要がある。


四日間の実践

ということでさっそく両手フリックを試すことにした。まず試す期間は2日ほどを最初予定したが風邪でダウンもしていたので、期間をやや伸ばして四日間とした。また対象にしていたのは自分がこの4日間でつぶやいた(一部返信を除いた)ツイートである。

さてさっそくの両手フリックだが今まで片手でやっていたものをわざわざ両手でやっているためかすごくやりにくい。特に4.2インチの当スマートフォンでもなかなかに窮屈だった。ただこの問題は後々に買い換えるだろう機種で今よりもディスプレイが大きくなると思われるのでおそらくは解消されるだろう。そんななか、両手フリック入力をすることのメリットをいくつか見つけることができた。

メリット1.最適化を考えるのが楽しい

最適化といえば今までの片手で打つやり方ではどう考えても一通りしか方法がなかった。ところが両手ではいくつもの手順を考えることができる。この手順を考えるのが非常に楽しい。

どういうものかというのを実戦で示すと「です。」と打つ場合、手順としては

「た」を右にスライド
左下を押して濁点をつける(機種によって異なります)
「さ」を上にスライド
右下を左にスライド

となる。これを単純な左右分業として考えるなら

「た」を右にスライド 左手親指
左下を押して濁点をつける 左手親指
「さ」を上にスライド 右手親指
右下を左にスライド 右手親指

となるだろう。ただしこれだと同じ指で2回連続打つことになるので非常に打ちづらい。そのため

「た」を右にスライド 右手親指
左下を押して濁点をつける 左手親指
「さ」を上にスライド 右手親指
右下を左にスライド 左手親指

と変えてみるのはどうだろう。指を縦に置いて分業させることでさっきよりもミスが減り効率的に打てるのではないだろうか。これが「最適化」である。

ここではあくまでも一例だが「最適化」は他の文字や単語によっても変わってくることだろう。これが楽しい。

メリット2.指の疲労が減る

これについては序盤でも触れたが、単純に今まで片方の親指ばかりを酷使してばっかりだったのが両手になったことで負担がとても軽くなったということだ。

また上の最適化の過程で「で」と打つときに「た」を右手親指フリックでと書いた。このときに次の濁点を打つために左親指が左下にスタンバイをしている。ということは今までどおり親指を右下から伸ばすと左手側の方に当たってしまう。

そのため右親指の根本を右下から右の真ん中の方にまで移動することを余儀なくされた。これにより指の伸ばす距離も減ったように思う。特にこの指の伸ばしが減るというのはスマホの大型化においては重要なことであり、無理な指伸ばしをもうしなくて良いこととも言える。


まとめ

ということで四日間両手親指による両手フリックを実践してきた。自分の指は大きい方ではないがそれでもやはり指のぶつかりは気になるところだ。しかしそれにあまりあるメリットがこの打ち方にはあるので継続的に使ってみようと思う。

また先にも書いたとおりスマートフォンの大型化と必需品化はもはや既定路線だ。この路線に乗り遅れないように、自分たちユーザー側も適応していく必要があると思う。

そんな大型化による次の時代に対応すべくまずは両手フリックを試してみてはいかがだろうか。きっといつもと違う感覚や面白さに気づくことだろう。


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