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三崎港の夕日と音楽「Sunset crimson」に行ってきました。

 2019年10月20日(日) 三浦半島最南端の三崎港で5年連続で行われているという、旧名芋煮フェスこと「sunset crimson」に参加したので簡単な感想を。

 お昼過ぎには間に合いたいな…と思ったのですがバスが1時間に2本程しかない上に、国内外から来ている観光客で長蛇の列。東京の電車に慣れきってしまったその感覚にしっぺ返し。都内からは行きだけで2時間半近くかかりました。来年行かれる方、気をつけてください。日常からスローライフを…
 
バス停から坂をぐるっと登ると会場に到着(途中めちゃくちゃお腹を露出させた男性がフライヤー配ってたのは…?)。最初に感じたのは『頂(静岡で毎年行われているフェス)に似ているなぁ』という感想でした。というのも、とてもこじんまりとした公園が会場で、一周するのに数分もかからない程度。サマソニなどの大がかりなフェスと比べれば「手のひらサイズ」のイベントであり、音楽を聴いている人とピクニック気分でくつろいでいる方が半々なのが、昔よく行っていた頂っぽいな〜と思いました。しみじみ。
 
坂本慎太郎とのfeat.でご存知の方も多い「かもめ児童合唱団」などみながら、ゆるゆるな会場を散策。飲食はもちろんアクセサリーや似顔絵、簡単なボルダリング体験などなど、それなりバラエティに富んだ内容。年齢層はやや高めで、家族連れの夫婦や社会人などが多く、入場無料のワンちゃんなどを酒の肴に一杯。会場が狭すぎてバックステージなどなく、七尾旅人が普通に一緒にトイレ並んでたのはこの規模ならでは。

 残念ながら当日は曇りで海岸からの夕日は見えませんでしたが、七尾旅人が始まる夜頃になると一面はステージの明かりとキャンドルだけのようで、夜の帳が妙に清々しい。さすがに冷え込みましたが芋煮食べたり、日本酒呑んだりして、空気の冷たさを楽しめる程度なので防寒着があればOK。七尾旅人がサーカスナイトをステージにあげた子供(かもめ児童合唱団?)に歌わせてて、ほっこりでした。
 
ただ、曲の最後に自分や子供の声をその場でサンプンリング/ループさせてリズムトラックのように、ハードめのプレイをしてステージを去っていったのが本当に抜かりないないな…と。というのも、それまでのアクトは弾き語りや合唱など比較的ソフトな印象の演奏しかなかったので、ラストの石野卓球が全体としてやや浮いているのかな?というのが実際のところでした。しかし、七尾旅人がループやエフェクトを駆使して人力ビートをカマしたことによって、それまでの空気からダンス/テクノへと綺麗に、且つ一気に橋渡ししたワケです。その心遣いと技術、プロ!
 その後の石野卓球は、それまで座り込んでいた客も全員立ち上がり、アコースティックから爆音の低音でフロアに。音の大きさに犬が不安になって鳴いてたりしてました笑。シャングリラとかやってくださったので、テクノ初心者の私もにっこりです。

 これまた全然写真など撮っていなかったので、お伝えしきれなかった部分が多かったとは思いますが、ゆるーいフェスでした。来年は柴田聡子とか、折坂悠太見れたら最高です!笑
あと、夕日!


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