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#6 かっこつけちゃう女なんて、結局誰も選ばない



25年も生きているけれど、
恋愛経験0なの、本当に大丈夫そう?


いや、全然大丈夫じゃねえわ。
どうも、守られるより守りたい、
愛されるより愛したい派の、みぎさらだです。


冒頭の通り、
私みぎさらだ、御歳、25歳。
これまでの人生、
誰のものにもなった事がございません。

あちゃー、やってんね。
これは詰んでいる。お疲れ様でした。

原因は様々だと自己分析しておりますが、
ここ最近はっきり分かったことがある。

それは私が、爆イケ紳士な男性も真っ青な程
かっこつけたがりの人間であること。
素直できゅるきゅるに可愛い女の子が
絶対いいに決まっていると知っているのに。

然し乍ら、私は負けん気と自己顕示欲から
”かっこいいと思われたい!!!!!!”
と思う気持ちが人一倍、いや三倍ほど強い。

そんな女、厄介に決まっている。


「女性は男性を立てるべき」
「女性は男性より三歩下がって歩くもの」
「三歩後ろを歩かれへん女は背中刺されて死んだらええ」

これが理想とされる女性像だ。

まあ普通に男尊女卑なので、
私にとっては嗚咽もんですが。
レディーファーストも同じく。


とにかく私は、
性別で何かを決めつける考え方が
はっきり言って嫌いである。
別にこれは多様性やジェンダーフリーを受け入れよう!という昨今の世情からの考え方ではなくて、10年位前から漠然と感じていた嫌悪感だ。まあ、男性脳とか女性脳とかはわりと信用しているので説得力はないけれど。

思い返してみれば、
幼稚園のお遊戯会で、自分が出演したい楽曲を選ぶ際、
①忍者衣装を着て踊る
②ふわふわ衣装でフラフープ
以上の2択だったところ、私は迷わず忍者衣装を選び、唯一のくノ一になった事があった。

当時からしたら、なかなか稀有な事であったに違いない。
忍者を選んだ理由は、はっきりと思い出せないが、恐らく目立ちたかったのと、忍者衣装やかっこいい踊りの方が性に合っている気がしたのだろう。
女の子であれば無条件にふわふわ衣装が着たい、というわけではないんだぜ!を主張した事例である。

ただ、ずっとそういう感じだったわけでもなく
小学校に上がればそれなりに可愛いものへの憧れもあったし、性自認も変わらず女だったし、なんなら性別に対して特に何も意識せず生きていた。

でもここへきて何故か、
突然のジェンダーフリーな考え方が大爆発し、「かっこいいと思われたい!」欲が暴れ始めた。原因は特撮愛が再熱した事や、昔見ていたバトル系アニメの影響、そして男性アイドルへの憧れ等が考えられる。

ジェンダーがなんだとかさっきから散々言ってるが、上記に挙げたものは全て男性が主役だ。
結局のところ、私は男性そのものへの憧れが死ぬほど強いのだと思う。

私は男性が家族にいた事がない。
家庭環境からして男性に馴染みがなく、
男友達もほとんどいないため正直得体の知れないものだと考えている節がある。
でも仕方ないよね、ちゃんと接した事も向き合った事もないんだもの。

かといって、「男性とお話するの緊張しちゃうんです><」とかそういうわけでもない。全くない。決してない。むずっ。
かえって変な意識をしているのかは分からないけれど、女の子と会話する時より声が低くなったりはしてるが別に緊張してるとかではなく、反射的にそうなっている。これもミステリー。

でもそんなミステリーが、漠然とした憧れに繋がっているのは間違いない。

生まれ変わる事が出来て、幸い人間かつ勝手の分かる日本に生まれ育つ事ができたのならば、絶対性別は男性がいい。Web審査が通ればジャニーズJr.になって先輩のコンサートで大きな旗を死ぬほど振りたいし、死ぬほどかっこいい曲作って演奏するバンドマンにもなりたいし、死ぬほど面白いネタを作り全国ネットの冠コント番組を持ちながら全国ツアーも即完させるお笑い芸人にだってなりたい。(欲望)

こんな思考だから、守られるより守りたいし
愛されるより愛したいとか言っちゃうんだ。
だって目の前にグロンギが現れたら私はアークルを装着して変身してタイタンフォームになってタイタンソードでグロンギをメッタ刺しにしたいもん!我ながら恐ろしい!


結局のところ何が言いたいかというと
”かっこつけたい声低女なんて全然可愛げもなければ彼女になんかしたくないよね”
って事です。ざっした!


………は?
おめえ、そんな他力本願諦め人生オワコンムーブかましてんじゃねえぞ!禪院直哉に背中刺されて死んどけば??????

すみません言い過ぎました。自分に。


これまで人を好きなった時も、周囲の人に影響される事がめちゃくちゃ多かった。
そりゃあ目の前で彼女に電話してる姿なんか見せつけられたらさあ!?お年頃の私には羨ましい以外の何ものでもないし!!!?私だって好きぴと電話したァーい!好きぴいないけど!ヘケッ!てなるだろ!!くそ!涙!

だからね、私を恋多き女だと勘違いしてる某青年よ、あーしは貴方達が死ぬほど羨ましかったのよ。影響受けて負けん気強いから張り合いたかったのよ(?)だから本当の好きがどうとかよく分からず推せる人を見つけては擬似片想いに勤しんでいたのよ!!!!!!!!

あゝ無情。

ここまで読んでいただきありがとうございます。お察しの通り、私はオタク・拗らせ・青春コンプ・喪女全てを兼ね備えた悲しきモンスターです。可愛がってあげてください。

昨日、鈴木敏夫とジブリ展で湯婆婆の恋愛みくじを引いたのですが、「人生…諦めが肝心です」と書かれていました。何を、どれを諦めればいいんですか!!?!?
末吉でした。


私は、禪院直哉の背中を刺しに行くタイプの人間です。ここまで来たらその精神を貫き通したい。
呪術廻戦、一度も読んだことないけど。

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