いつぺい

生涯の推しはお妻とaiko 日々の気づきを記します。時々若林さん、ときどき山里さん。 …

いつぺい

生涯の推しはお妻とaiko 日々の気づきを記します。時々若林さん、ときどき山里さん。 内省のために続けようと思います。 国家資格キャリアコンサルタント

最近の記事

15日目 俺は俺なんだよ

意志をもつこと、意志を持って生きることについて。 「君の感性が好きだよ」 といつか学校の先生に言われた。 その先生は担任でもなんでもなくて、確か体育の先生だったと思う。 快活な女性で、時々授業ではお世話になったが、学年の担当というわけでもなく、ほんのり知ってるくらいの関係。 生徒会をやっていたので職員室にはよく出入りしていて、 その日は確か卒業式の答辞の原稿を担当の先生に見てもらう予定だった。 担当の先生と話す前に、先ほどの先生がふらっと近寄ってきて 「君の感性が好きだ

    • 14日目 離れる。そして本棚に手を伸ばす

      職場から離れて10日経った。 妻は「なんかまだ毎日忙しくて実感湧かないね」と言っており、確かにまだちょっと長い休暇と言われたらそうかもしれないなぁと思う。 たくさん手放した。きっと。後悔することもあるだろう。 でもたくさん考えた。だから後悔してもいい。 ずっとできていなかった本棚の整理もした。 「自分を変える〜」「心をつかむ〜」「〜メソッド」みたいな実用書がありすぎて、本当に悩んでいた時期があったんだなと思った。 「自分を変える習慣力」という本にいたっては全く同じものが2

      • 13日目 末吉 

        色々とありました。 少しだけ、気持ちも頭も落ち着いてきたので再開です。 お妻から、「いろいろ考えて行動し始めたのって、ちょうど1年前なんだね。よく頑張ったね。えらいね。」と言ってもらった。 正真正銘、僕はこの1年自分の人生の転機と向き合った。 それを僕自身の意思で選んだ。そう思えることが、少しだけ誇らしい。 カウンセリングの理論の中に「自己一致」という視点がある。 初めて聞いたとき、心が震えた。 「そもそもお前自身は今の自分の在り方に納得しているのかい?自分の心と体がずれ

        • 12日目 自分の人生

          期間が空いてしまった。 7月は色々なことがあった。もともと忙しい季節ではあったけど、この1年準備してきたことがひと段落した月になった。 今の仕事を始めて15年、アルバイトから数えると19年。ほぼ20年同じ環境で過ごしてきた。 いつしかその環境が当たり前になって、「目の前のお客さんのため」とか「同僚のため」とか「上司のため」とかいろんな「ため」のために生きてきた。 別にそれが嫌なわけでもないし、今まで過ごした時間に悔いはない。 でもこれから先、何の「ため」に生きる? それは

        15日目 俺は俺なんだよ

          11日目 推しが燃えたこと

          宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』という作品が好きだ。 推しが燃える、推しは他人だし、自分と人生が交差することはきっとない。 でも自分の中では確かに身内という感覚があって、その推しが燃えている状況というのはなかなかに心に来る。 怒り?哀しみ?失望?憶測詮索邪推捏造なんでもあり。実に多彩な反応が全方位から推しに降ってくる。 推しが燃えたことで自分に見える世界の見え方まで変わってくるのは、推しを通して世の中の冷たさや強大さが垣間見えてしまうからかもしれない。 『推し、燃ゆ』ではそう

          11日目 推しが燃えたこと

          10日目 踏切にトトロ

          よくYouTubeで踏切の動画を観る。もうすぐ3歳になる息子が好きなので一緒に観ている。 その日の踏切は渡った先が舗装されてない田舎道に繋がっていて、遮断桿の先には木々が鬱蒼と生い茂り、別の世界に繋がっているようだった。 「あの先にはトトロがいそうだね」と息子に声をかけてから、 トトロは大人には見えない、という話を思い出した。 そう考えながら息子に 「お父さんにはトトロ、もう見えないかもね」 と伝えた自分の声が震えていた。ちょっと泣いた。 いま息子に見えている世界はき

          10日目 踏切にトトロ

          9日目 相思相愛

          食べたいものが同じだったり、 LINEの一言、同じ単語が被ったり、 子供に対するツッコミが一緒だったり。 お互い別々の家に生まれて、違った世界を見てきたのに。 今では同じものを見て笑って、泣いて、話したりできるようになった。 違う場所にいても「あ、これは好きだろうな」とか考えるし、いつもそばにいると思えることはとても貴重なことなんだろうと思う。 僕はお妻にはなれないけど、片想いかもしれないけど、そうじゃないかもって思わせてくれるその存在が僕を生かしている。 あ、今同じよう

          9日目 相思相愛

          8日目 心とからだ

          だいぶ空いてしまった。。。 4月に入って少し仕事が落ち着いた。 心を亡くす、と書いて忙しい。本当のところの語源はよくわからないけれど、3月は心がお亡くなりだったと思う。 止まない焦燥、夢の中でも報告書打ってた。 一番やばかった年は寝言で「ハイ!あと3人いけます!」と叫んだことだ。 お妻は笑ってくれたけど、けっこう心配してくれていたんだと思う。その頃からいつ辞めても良いんだ、とことあるごとに言われるようになった。 そう言ってもらえるようになってからどんなに楽になったことか。どん

          8日目 心とからだ

          7日目 暦

          夕飯を作りながら、昨日よりも少し体が軽くなった感じがした。 何となしに「あ、花粉症が終わってきたのかな」と思う。 本当は検査で常時何かしらの花粉にやられていますよと診断されているので「終わり」は多分ないのだけれど、一番きつかった時期が終わったのかなと知覚したのだ。 同時に、季節が変わっていくなぁ、と思った。そう言えば近所にやたら目立つ手書き看板を出す床屋さんがあって、絵柄が変わるたびに添えられている一言コメントも変わる。今日のコメントは「3月です。もう1年の6分の1が過ぎま

          6日目 声と言葉

          仕事が最繁忙期に入った。業務中は集中しているので問題ない。 でもストレスが溜まっていたみたいで体は正直だった。 入浴中にスピッツの「美しい鰭」を聴いていたら涙が止まらなくなった。 もちろん最高の曲なんで感動したのもあるけど、自分でも驚くくらい抑えられない感情が波打った。嗚咽が出るほど泣くなんて思わなかった。 美しい鰭はコナンの映画主題歌だったので、灰原さんの声とセットで再生されてしまうのも良くなかった。(いや良い)この場合コンボが決まりすぎるきらいがある。 灰原さんの何が

          6日目 声と言葉

          5日目 今日のおわりに

          仕事柄、よく人と話す。 話すと言うよりも、聴く。 聴いた話に対して、返す。 返ってきた話を、言葉を、拾って返す。 そこに僕の気持ちはあまり入らない。 主役はいつだって向き合っている相手だ。 お前が話しているのは誰だ? 目の前の人が本当に話したいことは何だ? 師匠から学んだその姿勢を、刻む。 考えてやっているうちは三流だ。刻む。体が感じるように。 その人の景色を同じ場所に立って眺められるように集中する。 時々その人の表情と自分の気持ちが溶け合って周りの音が聞こえなくなること

          5日目 今日のおわりに

          4日目 夜とドラえもん

          何年振りだろう、映画のドラえもんを観た。 ドラえもんの思い出は、風邪を引いた日。みんなが学校に行っている間、レンタルビデオを借りてきてずっと観ていた。 その日だけはいつも父が野球を観ているテレビを独り占めしてよかったし、母もなんとなく優しかった。熱でぼーっとする頭でいつもよりも熱い展開のドラえもんに興奮していた。何周も同じビデオを見ていたのに、不思議と飽きるとかはなかった。 ドラえもんは別れと友情を教えてくれる。最初は道具の便利さや面白さが楽しいのに、最後に問題を解決する

          4日目 夜とドラえもん

          3日目 深夜ラジオを聴きながら

          今日も書く。 1日空いてしまったけど気にしない。肩肘張らず継続する。 タイトルは○日目、を続けよう。1242日とかまで行けたらエモいぞ。 昨日は奥さんが朝から仕事、帰りも夕方過ぎる予定だったので息子とずっと一緒だった。 もうすぐ3歳になる君は、とっても表情が豊か。お妻としたいこと、父としたいことがなんとなく決まってきたね。 夕方のチャイムを楽しそうに座って待って、スピーカーを見上げる首筋と、ぷらぷら揺れる足先が大好きです。 だいぶ重くなった君を抱えて、いつものお店に向かう

          3日目 深夜ラジオを聴きながら

          2日目 人の話を聞く

          人の話を聞く。今日はこの言葉に始まってこの言葉に終わった。 毎週の退屈なweb会議。目の前に人がいるのに数字の話をする。上司はよく「弾がなければ売上や数字はできない」と言う。人のことを「弾」と呼ぶことがどうしても良く思えない。自分の口元が引き攣る感覚がわかる。「イライラしてる時の顔」とお妻に言われる顔になっていく。僕は弾とは話していないし、お客さんもまさか自分が弾のつもりで来ていないと思う。経営者としての考えや思想はわかるが、それを聞いて士気が上がると思っているのだろうか。多

          2日目 人の話を聞く

          今日から 〜たりないふたりへの敬意をこめて〜

          今日から何かしらをここに記していこうと思う。 勉強していることに対する気づき、人と関わる中での気づき。 感動したこと、もやもやしたこと。 なんでもいいと思う。ただ、自分のための言葉を使っておかないと、本当に大事な場面で人の言葉を借りてしまうような気がするから。 最近は資格の勉強をしている。そのおかげでより言葉に敏感になった。その人独特の表現や感情が乗っている言葉が聞こえると気になるようになった。逆にそうではない、平べったい、借りてきたような言葉を使う人をなんとなく残念に思う

          今日から 〜たりないふたりへの敬意をこめて〜