改めてハーフサイズカメラの魅力を
先日、PENTAX 17というハーフサイズカメラが発表され予約開始となりました。
数十年ぶりとなるであろう、「新しいフィルムカメラ」の発表。
フィルムカメラを愛用する一人としては、この上ない嬉しいニュースです。
おまけに発表当日に「初回発売分完売」という快挙。
フィルムですよ？
しかもほぼ同日にNikonから新しいミラーレス一眼の発表があったんです。そんな逆風でしかない状況で、言ってみれば即完売。
「肝心なところは人の手で扱い、それでいてちゃんと機械がサポートしてくれる」
という、言ってみれば美味しいとこ取りなカメラで、何よりの特徴はやはりハーフサイズカメラである、という点でしょう。
多分、このカメラに関して不安に思われる方の大半は
「でもハーフサイズって…本当に写真としてどうなの？」
というところかと思います。
なので、この記事では過去に僕がハーフサイズカメラで撮影した写真をいくつかご紹介します。
ハーフサイズカメラの多くは、普通に構えて撮ると縦構図の写真になることが多いです。
そして、当然のことながら装填するフィルム次第でモノクロでもカラーでも撮れます。PENTAX 17はマクロモードもあり、25cmくらいまで寄って撮影する事もできるので、テーブルトップフォトだけでなく、花の写真なんかも撮れそうですね。
ハーフサイズの多くは縦24mmの横17mmというサイズ。おおよそですが縦横比が4：3になります。
35mm判、いわゆる「普通のフィルム写真」のサイズが縦24mmの横36mmで、縦横比2：3になりますので、写真の縦横比自体が変わります。
そして多くの方が心配するであろうポイントが
「露光面が小さいってことは、写真が粗いんじゃないの？」
という点かと思いますが、これは心配しなくても良いと断言できます。
数十年前のレンズで撮影した上の写真ですらこの状態。PENTAX17は、新しく製造される新品のレンズを載せた新品のカメラです。
特にフィルムカメラを始めて使う方は
「え？ フィルムってこんなキレイに撮れるの？」
と驚かれることと思います。
デフォルト縦構図で、しかも縦横比がフルサイズカメラよりも「SNS向け」のサイズとなるであろうハーフサイズカメラ。
非常に残念ながら初回発売分は完売状態で、次いつ購入できるかはわかりません。
僕も欲しかったです。是非買いたかったです…
が、今現在も（もう暫くの間も）PENTAX K-1のお支払いが続いていますので、最低限この支払いが終わるまでは、我が家の手元にあるハーフカメラ達を愛用しつつ、購入された皆さんの作例を見て枕を濡らすことにしますw
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