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「イカリス」に覚えた違和感『エターナルズ』

MCU映画26作目『エターナルズ』
※このnoteにはネタバレが含まれています

イカリス
[能力:高速飛行・目から放つレーザービーム]


私はエターナルズを一度映画館で観た際にイカリスに違和感を抱きました。

それは、
①なぜエイジャックを突き落し
②セルシ達と対峙し
③最終的にティアマット凍結を阻止できず
④太陽に向かって自滅してしまったのか

なんとなく分かるようで、でも何か引っ掛かってました。その自問を徹底追及していきたいと思います。

①なぜエイジャックを突き落としたのか


エターナルズが地球に送られた目的の最終地点はティアマット誕生にありました。

エイジャックはセレスティアルズの一体“アリシェム”から人類を増加させ、ティアマット誕生に必要なエネルギーを高めるためエターナルズのリーダーとして地球に送られています。

エターナルズのみんなから離れ様々な人と触れることによって人類(地球人)に愛着を持ちました。

よって本来の目的「ティアマットを誕生させ新たな銀河系を作り、もっと多くのニュー人類を誕生させる」という大義の変わりに地球が犠牲になるのは間違っていると唱え阻止しようとしました。

そこでイカリスは怒ります。イカリスは自分の意見というものをほとんど持っていないのです。
セルシに告白するのもエイジャックに言われたから。
エターナルズを解散するのは一回アリシェムに聞くべきだと言った。
ティアマットをどうするか意見も出さずセルシに任せる。
アリシェム第一、自分達の存在意義を優先する人物。
ある意味アリシェムが作った一番思いどおりに描ける完璧に近いエターナルズだったのです。
この事から存在意義を否定したエイジャックに怒ったのです。

〈アリシェム〉


②なぜセルシ達と対峙したのか


前述したのを見れば説明がつきました。エターナルズの存在意義を優先させたからです。


③ティアマット誕生の失敗


イカリスも他のエターナルズと同じように感情を持っていて、元妻のセルシを今でも愛してるがゆえ、殺すことができなかったのです。

ここで分かったことは、存在意義を優先してきたイカリスがなぜセルシから離れたのかです。
「こうなりたくなかったから」です。
他のエターナルズが存在意義を否定するような展開になるくらいなら、みんな知らないでティアマットを誕生させてしまった方が納得できると思っていたからだと思います。

ですが、エイジャックを突き落とした時点から失敗が始まっていました。
エイジャックの能力を吸収できるディヴィアンツが出現しました。
それによってエターナルズ再集結しなければなりませんでした。
セルシにリーダー権が移り(エイジャックの近距離圏内に一番最初に来たエターナルズだから?ここは少し謎です)イカリスが描いた最悪の事態「ティアマット誕生阻止作戦」が始まってしまったのです。

〈能力を吸収するディヴィアンツ〉


④太陽に向かって自滅した理由


「存在意義がなくなり生きる理由がなくなってしまったから」なのかなと思いました。


イカリス視点に立つことで見えた違和感の正体はいかがだったでしょうか?
同じ違和感を抱いていた方やエターナルズの復習として読んでいただけていたら幸いです!

参考になったリンクです。
より分かりやすく、他のトリビアもまとまっているので読み応え十分です!
お時間のある方はこちらのTHE RIVERの記事も合わせて読んでみてください!

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