.* 保育者として何を必要とされているか? *.
おはようございます!
チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*)
昨日開業から一周年を迎えて、もっと頑張らねばと自分を奮い立たせているところです。
さて今日は、保育の現場において私たち保育者はいったい何を必要とされているのかについて考えたいと思います。
保育士資格だけが重要なのか。それとも他に必要なものがあるのか。
「保育士」という資格は名称独占の国家資格であり、専門的知識を兼ね備えたプロであるので保育士資格がどこの現場においても重要視されているのはこれまでもそうであったように、今後も変わることはありません。必ず必要なのです。ただ最近では、資格があるというだけでは保護者の方やこども達に満足してもらえない時代になってきたのも事実です。
では、保護者の方やこども達に満足してもらえるような保育を行うために必要なものとは一体何か。
保育のプロとしての自覚、自信、専門的知識、幅広い知識や情報、柔軟さ。そして私が最も重要と重きを置いている「自分を律する力」、これではないかと思っています。
人手が不足し職員が疲れきっている保育施設がとても多いのが実状です。手が足りないために、本来は何人かで分担できたはずの仕事も一人でこなさなくてはいけなくなって、そのせいで後の予定が詰まりうまく保育が回らなくなったり、そうなってしまったときどうすればいいか分からなくなってしまったりと、気持ちに余裕のない人が増えてきました。
気持ちに余裕がなくなると、中には人格が変わってしまう人がいます。もともと明るい性格の人でも表情が暗く沈んで笑顔が見られなくなったり、言動が事務的でキツくなって、オブラートに包んだ言い回しや行動ができなくなったりしてしまいます。
とても本人に指摘しにくいことだけど、こども達のことを思うと保育に影響が出るのは避けたいので恐るおそる伝えると、「手がなくて忙しいから」とほとんどの人がそう返してきます。
そうですよね。分かります。
ですが、人手不足で大変なのは私だって同じです。現場のみんな同じです。みんな同じ状況下である以上これは、言い訳にしかなりません。
私たち保育者は、こどもを前にした時、こどもの保護者を前にした時、プロとしての言動を常に意識して心がけなければならないと思っています。職員同士でやり取りをする場合にも、こどもがそばにいるなら言動には注意し気を配らなくてはいけません。
そうした心がけを実際の行動に移すためにも、「自分を律する」、要は「自分自身をコントロールする」これに尽きると思います。
これが分かったから、じゃあ明日からやろう!と思っても、初めて挑戦する物事がはじめからうまくいくとは限らないのと同じで、そう簡単にできるはずがありません。これまでできなかったことが急にできるようになれば誰も苦労はしないのです。
まずは自分自身のコントロールができるようになるために自分と向き合い、よく知るところからスタートです。自分をよく知ることが後々、自分を律することにつながるからです。
「自分を律する」
どんな職業でも、どんな人生を歩んでいても、自分自身をコントロールしなくてはならない場面は非常に多くて、保育者に限らず、誰にでも必要です。
ここで一つ言っておきたいのが、感情を出さない、見せない、隠す、無くす、そういう偏った考えを言っているのではないということ。
私はまだまだ道半ばでですが、自分のことをもっと知り、正し、律し、良い保育者と言われるよう努力を続けたいと思います。
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