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厳しい活動状況について

おはようございます!
チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*)
保育園でお仕事したり、個人で訪問保育を行ったりしています。


今日は、昨年9月に個人で始めた訪問保育の今の活動状況についてお伝えしたいと思います。










◆正直に言います

正直なところかなり厳しいです。

私が活動している地域というのは、東京都の町田市というところになります。東京都でいながら時々神奈川県に間違えられてしまうこともしばしばなのですが、都会過ぎず田舎過ぎない、そんなところがとても素敵な住みやすい街です。

訪問保育を始めるにあたって、
.* 訪問保育開業に向けて行った準備 *. や 開業の前に の記事にも書きましたが、開業にはさまざまな準備が必要で、その中には地域のニーズの調査も含まれています。

以前から福祉のまちと言われていたように、障がい者福祉や介護はもちろん保育の環境も充実していて、昨年度には、待機児童対策の一環として、家庭的保育室、小規模保育施設など合わせて10園もの保育施設が開設されました。
そしてそれぞれの保育施設ごとに一時保育を行っていたり、親子であそびに行ける子育て広場や、病児・病後児保育を実施している施設があったり、24時間開所の託児所があったり、幼稚園の預かり保育が充実していたりと、こどもを見てほしいと思ったときにそれがすぐに叶いやすい、ニーズが満たされやすい環境が整えられている、それが町田市と言えます。
これは誇るべきことです。

訪問保育(ベビーシッターなど)に頼らずともニーズが満たされやすい環境であるため、いざ始めたとしても、町田市内ではなかなか厳しいだろうというのは分かっていましたが、その上で始めたので自業自得です。



◆町田市内を主な活動地域にしているわけ

訪問先への移動は、徒歩か、バスや電車など、公共の交通機関を使用することと決めています。しかし、待ち時間や移動時間に加え、天気の影響、交通機関のトラブルなどによっては、到着不可や到着遅延など迷惑をかける事態が生じてしまうというリスクが出てくることが考えられるため、こういったリスクを極力避けるために遠方の地域ではなく、住所のある町田市内を主な活動地域として定めることにしました。



◆保育の環境が整っているということ

保育の環境がすでに整っているということは、その時点で個人で訪問保育の仕事をすすめていくのはなかなか難しいことを意味していました。
ほとんどの方が、よく知らない人間に自分のこどもを預けるより、名の知れている公的な保育施設に預ける方が安心、そう思っています。
価格に関しても、公的な保育施設の一時保育の場合、1時間当たり300~900円以内とリーズナブルで気軽に使いやすい設定になっているのに対し、民間の保育事業の一時間当たりの金額は1500円前後~(それぞれの事業者や事業の規模によって違います)。これは自治体からの補助金などが関係していますので、民間の保育事業の一時間当たりの金額が高くなってしまうのは仕方がありませんが、ここでも一般的な考えを言えば、安い方がいい、これに尽きると思います。



◆価値を付加する

そんなライバル施設などがたくさんある中で、民間・高価格設定の自身の訪問保育を利用してもらおうと思ったら、地道な努力をし、安さではなく「価値」に重きを置くほかありません。

ここでいう「価値」とは、保育に関する当たり前の知識に加え、保護者のニーズをどのくらい満たせるか、こどもに対しどのくらい温かい関わりができるか。

実際保育に伺うことができればこの「価値」を直に感じていただけると思いますが、そこに行きつくまでにはまず自分のことを知ってもらわなければならないし、訪問保育を行っているということを広めなければなりません。
そのために、チラシを作って一軒一軒歩いて回りポストに入れ、玄関先で顔を合わせた際は「訪問保育を行っています。必要としている人がいましたら紹介していただける嬉しいです」と伝え手渡したり、SNSで発信をしたり、地域の掲示板に書き込みをしたり、職場の同僚に宣伝を手伝ってもらったりと、できる限りのことをしています。
この地道な努力が「価値」に変わり、自身に付加されます。


◆マッチングサイトは使わない

なぜこんな地道なことをしているのかというと、なるべく地域に根差したいという思いとマッチングサイトなどを利用しないでやってみたいという思いからです。

ただ個人で活動するならやはり、マッチングサイトは使うべきです。ツテなどがあれば別ですが、ない場合は依頼を得るのにとても苦労します。私自身は保育園での勤務がどうしても優先となっているためこのような形をとりのんびりと活動していますが、個人でできることには限界があります。


◆すべて分かった上で開業

開業からもうまもなくで一年が経とうとしています。訪問保育を実施するには厳しい環境と思っておりましたが、それでも、利用してくれる人が現れたり、問い合わせが来たりしています。
ニーズがないなら生み出すまで。そう思い、汗を流してチラシを配ってきた甲斐がありました。


◆ニーズがないわけではない

最近になって分かったことですが、ニーズがないわけではなくて、ニーズはあるのにそれに合わせた情報がうまく出回っておらず、検索する人もうまく探し切れていない、そんな状態にあるようなのです。
たしかに、自分で調べたりしても本当に欲している情報にまでは行き着かないことが多々あります。
こういう時は分かる人に直接聞くのが一番の近道です。なので、この「分かる人」を増やす必要があるというのが見えてきました。


◆「分かる人」

「分かる人」というのは、口コミを流してくれる人のことです。
完全に個人での運営を続けていくには、口コミは必要不可欠なものになります。

口コミを流していただくためにもとにかく一生懸命仕事をし、地道な努力も続け、必要としている人にしっかりと情報が伝わるような工夫をしていきたいと思います。




読んでくださってありがとうございました。
本日は以上です。

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