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KYMN @ BAROOM を演奏し終えて

11月25日はKYMN(カイム)のアルバムリリースDayで、南青山のBaroom様で記念コンサートでした。

終了直後の気持ちを書きましたので、ご覧いただけましたら、とっても嬉しいです。みなさま、ほんとうにありがとうございます!


私が一番幸せなのは、満ち足りた気持ちが大集合している時です。

私は人間が好きだから、周りの方たちが
いい人生だ〜幸せだ〜満ち足りてるな〜
と思っている状態にぐるっと囲まれると、とても幸せなのです。


でもこれを日常生活で感じるのはとてもむずかしいことです。


例えば通勤電車に乗ったら多くの人が「ああ仕事に行きたくない」と思っているのを感じてしまってつらくなるし、学校でも職場でも、なかなか「満ち足りた気持ち」がその場を覆うことはありません。

だけど、それが実現してしまう神秘的な場がこの世に1つだけあると思っていて。
「コンサート」がそれだ、と私は思っています。

バンドメンバーの魂と音が
音色的にも
リズム的にも
音量的にも
魂の叫び的にもほんとうに一つになると

それはもう、凄いレベルの魔法になって

オーディエンスの皆さまを包み込んで呑み込んで、怒涛の感情の嵐の中にお連れして

でもそれがとても「満ち足りた」感じになって、言葉では説明できない、神々しい何かになります。

それが起きるのは、私にとっては「良いコンサート」の場だけで、だから私は、このミラクルを起こしたくて音楽家をやっています。


世界がいまぐちゃぐちゃで、つらいニュースばっかり流れてきて、そういう中で、昨日のコンサートのあの場だけは、私は、どうしてもミラクルな場にしたかったんです。

まずステージにいるみんなが幸せでいてくれなくては嫌で

だから、なおむのフレーズが躍動して空気を震わせて、こてつが心のそこから感情を使って歌っていて、寺尾陽介の音がしっかりと昨日も私を支えてくれているのを感じている間に、なんども、よかったなあ、と思いました。

みんな、自分らしくこの時間を過ごしているなあ、いいなあ、それぞれの輝き方で輝いているなあ、かっこいいなあ、美しいなあ、人生の一秒一秒の使い方が、いいなあ!と思ったら、リハーサルの段階でちょっと泣けてきました。なんでみんな、私が言いたいことを分かってくれるのかなあ?どういう気持ちで曲を書いたか、説明してないのになんでわかるんだろう?分かってもらえて嬉しいなあ。と親友と長電話した後のような気持ちになるんです。

美しいなあ

が一番、私の感情を表すのにふさわしいことばかもしれません。

みんなステージの上で、とても美しかったです。
それがとても、バンドの一員として誇らしかったです。
音が美しく、表現の仕方が美しく、芸術でした。
いい人生の使い方をしているな、と思いました。

終了直後にBaroom様の客席に座って
L-R 副田整歩、宮嶋みぎわ、KOTETSU、寺尾陽介


コンサートが始まったあとは実は夢中で、MCでのおしゃべりは、いつもの30%くらいの出来でした。ごめんなさい。

今年のある段階から音楽を演奏するときは100%以上の集中力で音を作り出そうと決めてそれに挑戦し続けていたら、何回かに1回、うまく喋れないライブが発生するようになってしまって、昨日もそれでした。5月16日に渡米10周年記念ライブをNYでやったんですが、そのときにも喋れなかったんですよね、音の世界からことばの世界に戻れなくて。

そんな感じで、もう集中しすぎてどこかに飛んでいたので1stセットは激長くて2ndセットが比較するとめちゃ短くなってなんじゃこりゃ状態だったのですが、会場のピアノと一体となって、二人三脚で、一番良い音をだして、みんなで支え合ってベストな音にして、ミラクルを起こすために無我夢中でした。

終わってみたら終了時間が予定より推していて、ご挨拶できなかった方もいて、でもあれが、昨日の私のせいいっぱいの、ありがとう、感謝しています、愛を伝えたいです、優しさと癒やしをなんとか、今疲れている方には届けたいし、今元気な方にはもっと元気になってもらって、みんなに幸せになってほしい、の形でした。

100名以上の方に会場にお越しいただいたということは100名以上の方が私達に人生の大切な時間を預けてくださったということで、そのことに、感謝でいっぱいです。昨日はスタッフの数も多くて、スタッフの人生の時間も山ほど貰ってしまいました。

私を信用してくださって、時間を預けてくださって、ほんとうにありがとうございます。こころから感謝していて、ほんとうに、感謝でいっぱいでいっぱいで、いっぱいです。

コンサート中になんどか、全員の音がわっと一つになって、その時、お客様やスタッフや、みなの気持ちも一緒に一つになっている感じがあって、ちょっとどこかへ飛んでいってしまった感覚がありました。みんなで仲間になれる、一つになれる、というのは人間にとって、基本的な欲求の一つなんじゃないかと私は思うんです。だから涙が出るんじゃないかなと思います。

みなさま、私と一緒に時間を過ごしてくださって、わたしたちの音楽を聞いてくださって、本当にありがとうございました!CDをおうちに連れて帰ってくださった皆さま、引き続きKYMNが近くにいる生活を楽しんでいただけますように。

これが半年ほど掛けて準備してきたコンサートが終わった直後のきもちです。ありがとうございました!!


最後に4人の大事な人物に手前味噌ですが御礼を。

・副田整歩:いつも真剣にいっぱい練習して研究して一音入魂で吹いてくれてありがとう。安心して譜面を渡せる幸せをありがとう。
・こてつ:命を削って歌ってくれてありがとう。あなたほど魂を揺るがしてくれる歌い手を私は知りません。
・寺尾陽介:いつも美しい頼れる音で守ってくれてくれて煽ってくれてありがとう。寺尾くんがいると不安になりません。
・マネージャー芳賀みゆき:ミラクルを一緒に起こしてくれてありがとう、みゆきさん。みゆきさんのミラクルを実現化する力、すごい!


最後に、友人の画家長浜孝広くんが描いてくださったスケッチを。
KYMNのコンサートで喜ぶ母。なんて素晴らしい臨場感と感情表現!
左手のカラーの人が私の母だそうです。
たまたま母の真後ろに居た長浜くん、優しいなあ。ありがとう!


ps: KYMNのアルバムはAmazonでご予約いただけます。私のサイトからのサイン入りCDの受付は今一度ストップしておりますが、再度ご購入いただけるコーナー作りますね!

Tokyo, NY, Jazz and Pop


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