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6月 腰椎3番に弾力=腎臓にこもる熱を発散 “いい汗”をかきやすくして涼しく軽い身体になる


すでに春のうちから胸の反応が強い
さらに腎臓にも熱がこもると
慢性的半熱中症状態になる

湿度の高低差が激しかった5月、すでに腰椎3番が固くなる人が多かった

すでに5月のうちから湿度の乱高下にさらされて、腰椎3番(正確には腰椎2‐3番の間と3-4番の間)は固くなりやすかったです。
もともと6月の梅雨時は腎臓に熱がこもると同時に腰椎3番が固くなりやすい時季になります。

今年は、春の間からすでに胸の中に熱がこもりやすくなっているので、その上さらに腎臓にも熱がこもると、何も症状はなくても半熱中症状態といえます。経口補水液は常備しておいて、時々少し飲んでみて「美味しい」「甘い」と感じたら、すでに脱水状態です。そういう時に塩味を感じられるようになるまで飲んでおくと、熱中症を予防できます。

ただし、身体の放熱態勢が良くなって、身体そのものが涼しくなるのが第一です。

腰椎3番と腎臓が敏感な反応をするこの時季は、真夏に向けて”いい汗”をかきやすい身体になって全身の放熱を促すチャンスでもあります。

腰椎3番の硬さをチェック→「腰椎3番の疲れとり体操」で弾力を回復


仰向けに寝てそのままお尻を持ち上げて重さを感じてみる
(手で床を押さないようにして腰だけの力で持ち上げる)
重く感じるほど腰椎3番が硬く、軽く感じるほど腰椎3番に弾力がある


「腰椎3番の疲れとり体操」

仰向けに寝て片方の膝を横に曲げ、そのまま腰を持ち上げて重さを感じる
反対側の膝を曲げ、同じように腰を持ち上げて重さを感じる
右曲げ左曲げを比べてより軽く持ち上がる方を選ぶ
腰がさらに軽く持ち上がるように膝の曲げ角度を調整する
そのまま腰を10cmほど持ち上げてストンと落とす
数呼吸リラックス
両膝を伸ばしてもう一度チェックして軽くなっていれば OK
腰が温かくなり、膝や脇腹が涼しくなる

https://www.youtube.com/watch?v=-O7aE9G3G88 
電子書籍(Apple Books)「瞬間!疲れとり体操」 より(アニメーション)

膝下(ふくらはぎ)に気を通してから脚湯する
膝下、ふくらはぎの内側が腰椎3番=腎臓と連動して湿度に反応して固くなります。ふくらはぎの下の方は、胸に熱がこもると固くなります。

ふくらはぎ膝下=腎臓
ふくらはぎ下部=胸
気を通すとお腹が温まり
胸・腎臓の熱
発散しやすくなる
肩の周りや脇腹が涼しくなる

10呼吸ほど数えながら、ふくらはぎの内側に軽く触れつつ、上体を軽く左右に揺らすようにすると、さらに反応が高まります。
固くなりやすい左脚のふくらはぎに気を通して、少しゆるめておいてから、バスタブに腰掛けて膝下までお湯で温めます。
お腹が温まり、汗をかきやすくなり、脇腹や肩の周りは涼しくなりやすくなります。

足三里に気を通して全身の発散を高める

この春、5年ぶりに活発な活動をした足三里は、5月になってさらに活動が高まっています。足三里は全身の体表の気の流れを高めて発散と排泄を促します。これからの猛暑に向けて全身で放熱態勢に向かっているものと思われます。

足三里は全身の気の流れの最大の“排気孔”のようなものです。気の流れが激しいと詰まってしまうこともありますので、抜けを良くしておきたいです。膝を抱えるようにして、手首で膝下の足三里に触れておきます。足三里の“抜け”が良ければ全身の体表からの気の発散=放熱が良くなります。

膝を抱えるようにしながら
手首で足三里に触れる
寝ながらでも座ってでもOK
お腹は温まり全身の体表は涼しくなる


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