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”全身バナナ” になって脱残暑! 身心安定

酷暑が続き、台風が来て列島にとんでもない量の水をぶちまけた。

こんな日々はバナナのポーズで“バナナな気持ち”になってしのぐ!

首にも胸にも熱がこもって後頭がゆるんで広がり、頭がぼーっとしやすい傾向が続いています。あいかわらず、皮膚にも眼・鼻・喉にも炎症が起きやすいです。

8月も下旬に入ってからは、胸の中心部の反応と入れ替わって、次第に胸の側面の反応が敏感になってきました。

バナナのポーズで全身バナナになると、胸脇がゆるみやすくなって、胸の横から脚の横まで、身体の側面が全体的に涼しくなります。

キビし〜い残暑をしのぐにはこの胸脇の柔らかさが肝心です。

🎵 バナナボート

子どもの頃、ハリー・ベラフォンテのカリプソソングをカバーした浜村美智の”バナナ・ボート”がすごく流行ったのを思い出します。🎵デーオ・イデデーオ〜/🎵/あんみつ食べたいお金がな〜 ⤵︎い🎵 という替え歌が小学生に大流行りしました。
小学生たちは投げやりなダラダラした仕草をしながらみんなで歌う。熱帯でバナナを運ぶ重労働のだる〜い体感が感受性の素直な子どもたちには伝わっていたのかもしれません。

つまり、理屈ではなく“バナナな感じ”が大切です。

夏の疲れを整理する

今年もムシムシするヤレヤレな暑さの9月になりそうです。

昨年の同時期との違いは、骨盤のゆるみ方がややマシなことです。

この春、6年ぶりに”目覚めた”足三里ですが、今夏は春以上にその働きが加速、全身の体表の気の流れが高まり、発散が良くなった分、骨盤が大きくゆるむ必要がなかったと思われます。

そこでこの足三里の助け(=体表の気の流れの良さ)を借りつつ、胸の脇をゆるめて身体の側面全体からの発散を促します。

柔らかな胸が涼しい身体、深い呼吸と身心の落ち着きを生みます。

上腹部反応点に気を通す

上腹部反応点=二の腕外側肘の少し上に気を通す
触れると少し熱く感じる
(手のひらより小指側で触れる方がより反応が良い)
初めは胸の中が全体的にムッと熱くなるが
だんだんお腹の中が温かくなってくる
同時に肩の周りや腕・胸の横が涼しくなる

腰椎2番の疲れとり体操


仰向けに寝て首を左右どちらかに大きく傾げる
左右の脚を片方ずつ10cmほど持ち上げてみる
軽く感じる方の脚をもう一度持ち上げてストンと落とす
しばらくそのままリラックス
胸の横や脚全体の側面が涼しくなってくる
首を反対に傾げて同様にもう一度

腰椎2番の疲れとり体操(Youtube)


真打! バナナのポーズ

首を傾げた側の脚を少し開く
つまり全身を少し横に曲げるだけだが
これで身体の側面が胸から脚まで涼しくなる
胸の横が柔らかくなる
胸の上の方は広がり
胸の下の方は細くなる

全身が涼しくなるとともに、呼吸は深くなり、身心は落ち着きます

脚が疲れやすい人は足腰が軽くなり、足元が安定します。
身体の動きが滑らかになり平衡感覚が安定し、眼が疲れにくくなります。

胸のやわらかさは身心の安定の基本です。
暑い間は、暑さに適応するために胸は必死にやわらかくなろうとしていますから、身心の安定を回復するチャンスでもあります。


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