青の欠片
どんなに
あがいても
過去は
変えられなくて
あの時の青
粉々に
砕け散ってしまったから
拾い上げて
カタチ作ろうとしても
怪我をするだけ
パズルのようには
もう元には戻らない
どんな景色を
描こうとしていたのかさえ
あやふやなまま
制服のスカート
ひらひら
前を歩く女の子達に
あの時の私を
重ねられず
息の仕方を
忘れてしまう
輝かしい過去は
永遠には続かない
身をよじるほどの
痛みも
永遠には続かない
そう言い聞かせて
だましだましに
生きてきた
私の青い欠片
風に飛ばされ消えちまえ
実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊