御船美術館準備室

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御船町カルチャーセンター壁画《飛翔》と浜田知明の版画《飛翔》

飛翔/Flight 浜田知明/Hamada Chimei 1958 36.5×45.1cm エッチング・アクアチント  版画《飛翔》は作者が40歳の作で、前年東京での単身生活を引き払って熊本の家族のもとに帰って来ていました。この作品は、遠近法の一点透視図法の説明図を見て思いついたそうですが、箱型のブロックに頭や足を付け、足先に動きを与えることで、軽くなり浮遊しているように見えます。よく見ると中央下方に墜落しているのもいて、浜田らしいユーモアも感じさせる作品です。(熊本県

    • オリジナル半袖Tシャツ

      熊本県御船町の画家、田中憲一の作品をプリントした3種類のオリジナル半袖Tシャツの紹介です。 熊本のバルビゾン御船町とは? フランス・パリの南60㎞の所にあるバルビゾン村。19世紀、ここにミレーやコロー、ルソーなど、後にバルビゾン派と呼ばれる画家たちが集まり、多くの名画が生まれました。今では「画家たちの村バルビゾン」と名のり、世界中から観光客が押し寄せています。 かつて新聞に「御船川の土手沿いのハゼ並木、飯田山、川面に映る酒蔵の風景・・・。この地からは井手宣通(いでのぶみち)

      • 被災した人々に届けた 「公開修復展」

        2019年秋に、御船町恐竜博物館交流ギャラリーを会場に、「熊本地震 田中憲一の画を救う会」の主催、御船町、同教育委員会、恐竜博物館、(一社)アートネットワーク熊本みふねが共催になり、「絵のお医者さんがやって来た ―岩井希久子・熊本地震被災作品・公開修復展 」が第61回熊本県芸術祭参加事業として開催されました。会期は、10月12~14日(特別内覧会)、10月26日~11月4日の間、国際的な評価も高い絵画保存修復家会の岩井希久子、岩井貴愛の二人が会場で、熊本地震で被災・大破

        • 「御船美術館をつくる会」のマークができあがりました

          「御船美術館準備室」 を運営しております「御船美術館をつくる会」のマークができあがりました。 みふね(御船)の「み」がモチーフとなっています。 「御船美術館をつくる会」の一人一人が集まり、協力し、活動していく。 そして、美術館という一つの形を作り上げていく・・・ その二つの関係性が、角ブロックのピースの集合体と、集合体で形成された「み」で表現されています。 デザイン:田中久美子 御船美術館準備室のアイコンとして使用します。

        御船町カルチャーセンター壁画《飛翔》と浜田知明の版画《飛翔》

          「御船美術館をつくる会」の会員になりませんか?

          御船町には素晴らしい美術の歴史があります。 日本の戦後美術を代表する美術家であり世界から認められた浜田知明(はまだちめい)、昭和・平成の具象画壇を牽引した文化功労者である井手宣通(いでのぶみち)、信州にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」の代表的な画家の佐久間修(さくまおさむ)、廃船や犀(さい)などの大型動物を描いた田中憲一(たなかけんいち)など、多くの美術家がこの御船町から巣立っています。それは、県立御船中学校の開校とともに赴任した美術教師・富田至誠(とみたしせい)がここ御船

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