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DNAによるタンパク質合成について ガイトンアウトプット③

 文章ではわかりづらいことが多々ある為、YouTube内で最もわかりやすい映像を最後に提供する。

DNAとは

 DNAは核の中にある遺伝子情報で、2本のヒモのような構造物が螺旋状に存在する。このヒモの上には、4種類の塩基が存在し、タンパク質の情報を示すように配列されている。まるでタンパク質のレシピのようだ。

RNAとは

 RNAはそれを読み取り、タンパク質の合成を行う。
 そのためのRNAは4種類ある。

  • mRNA(messanger RNA): DNAから情報をコピーし、伝える

  • tRNA(transfer RNA): m-RNAの情報を元に、アミノ酸を運ぶ

  • rRNA(ribosome  RNA):リボソーム内でアミノ酸をペプチド結合し、タンパク質にする

  • miRNA(micro RNA): ノンレコーディングRNAともいわれ、mRNAの発現を抑制する。

DNAから読み取られる過程

  1. RNAポリメラーゼという触媒がDNAに近づく。

  2. DNAのプロモーターという初めの端を知らせる場所にRNAポリメラーゼがくっつく。

    1. RNAポリメラーゼはDNA上を移動しながら、螺旋を巻き戻して解離させる。
      解離させながら移動しつつ、以下のことを行う。

      1. DNAの塩基と合う塩基を持つリボヌクレオシド三リン酸を集めてくっつける

      2. RNAポリメラーゼがリボヌクレオシド三リン酸からピロリン酸(リンが2つついたやつ)を外し、リボヌクレオシド三リン酸をリボヌクレオチドにする。
        この時、リン酸が外れることでエネルギーが放出される。このエネルギーを利用して、リボヌクレオチドのリン酸基を隣のリボヌクレオチドと共有結合する。(以下の落書きのような図をご覧いただきたい)

      3. DNA上のターミネーターという終止端が来るまで上記2の過程は続く。

    2. 上記1〜3を通してmRNAが作られる。作られたあとは直ちにDNAは元の二重螺旋構造に修復される。

    リボヌクレオシド三リン酸からmRNAができるまで

     上記のようにして作られたmRNAはコドンを連ねる。コドンとは、3種類の塩基で作られたアミノ酸に関連したコードである。例)アスパラギン: AAU, AAC、グルタミン: CAA, CAGなど
     また、開始(AUG)と終了(UAA, UAG, UGA)を知らせるコドンも持っている。

    リボソームで行われるタンパク質の生成

    1. 核から出たmRNAは、リボソームの中を流れるように移動する。

    2. リボソーム内にコドンが提示される。
      tRNAはそれぞれ特異的に20種類のアミノ酸のうち1種類とのみ結合するようにできている。mRNAが提示したアミノ酸のコードと同じアミノ酸を持つtRNAが近づく。

    3. tRNAはアミノ酸を合成中のポリペプチド鎖(アミノ酸の連なり)に置いていく。

    4. rRNAはそれぞれのアミノ酸をペプチド結合させ、タンパク質にしていく。

     このようにして、タンパク質が合成されていく。
     合成されたタンパク質は粗面小胞体の中に入り、小胞として遊離し、ゴルジ装置を通して、細胞内・外に輸送される。

     このように文章にしても大変伝わりにくい。
     YouTubeは大変便利で、とてもわかりやすく映像でまとめてくださっていたので、その紹介してこの記事を終了とする。

     次回は、神経伝達についてやっていく。

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