「鎌倉殿の13人」とクラシック。

本体(?)の方で「気が向いたら書くかも」って言ってたやつ。
珍しく書いた(笑)。
言うてネタの鮮度的にはどうなの、って感じだけど(苦笑)。
ちなみに本体では「私と大河ドラマ」について書いたのでよければ見て下さい。
こちら

昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。
音楽を担当されたエバン・コールさん、これまでアニメ音楽たくさん手がけておられるのね。
アニメ詳しくない私でも知ってるタイトルが目白押し。
シンフォギアとかヴァイオレット・エヴァーガーデンとか。
すごい人やん(こなみかん)。

メインテーマ、自分が今まで見てきた大河の中でもトップクラスに格好良かったし好き。
特にアンヴィル(鉄床)を効果的に使ってたのがイイ!

賛否両論だったのは劇伴でのクラシック音楽の多用。
ネットでは「パクり」なんて口がさない声もあったけど、さすがにそれは「アホちゃうか……」と思った。
だってパブリックドメインなんだし。
「芸が無い」とか「節操ない」ならまだ分かるけど。

個人的には「もう少しアレンジにひねりとか入れればいいのに」とは思ったけど、「使いどころ」としては効果的だったと思う。
特に1話のラスト(そしてその後何度も出てくる)、ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」第4楽章は鮮烈だった……。

それに比して、ヴィヴァルディの「冬」はアレンジが「まんま」過ぎてやや鼻白んだというのが率直な印象。
バッハの無伴奏もチェロ組曲もかな……。

一番「上手い」と思ったのはモツレクの「怒りの日」。
コーラスがないインストのみ、原曲より金管バリバリのアレンジで、更に実際よりかなり遅いテンポ。
使われたのも話がどんどんダークになってくる終盤だったので「世界観」にすごく合ってた。
他の曲もこんな感じでいけばもっと良かったのになあ。

しかし「引用」と「利用」の境界って難しいわね。
そのまま使えば「利用」なんだろうけど(オープニングやエンドロールに書かれるやつ)、今回は「引用」だから余計に賛否あったのかもしれない(しかも「まんま過ぎ」だったので)。

クラシックを上手く使った映画やドラマって山のようにあるけど(それこそ「2001年宇宙の旅」が筆頭)、「バトル・ロワイヤル」でのヴェルディのレクイエムは痺れた!

……続編? 知らない子ですね()。

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