1年書いた

*noteには途中の記事から公開しています。

昨年の12月31日、初めてSNS上にこういったエッセイを投稿し始めた。なので明日で1年経つことになる。

もともとは、好きなフォントを紹介するコラムのつもりで始めたが、2回目からいきなりただのエッセイと化し、そのとき感じていることをだらだら書き連ねるだけとなった。

エッセイといえば聞こえは良いが、ようするにただの〈自分語り〉である。なので、こんな文章を面白がってくれる人はいないと思っていた。しかし、地元のクリエイター同士の集まりで「あれ読んでるよ この前のは面白かった」と言ってもらえたり、あるていど溜まったときに「ぜんぶ読んでるよ」と言ってもらえたりと、想定外の反応があって、そんなみなさんの言葉が、今日まで続けられているモチベーションとなっている。

以前、イラストレーターの方とお話した際、「なんでも良いから絵を描いてみると良い。そのとき恥ずかしいなんて思わなくても良い。もしかしたら隣に住んでるおじさんが良いと言ってくれるかもしれない。それで良いじゃないか」と言っていた。そのときはピンと来なかったが、ようやくその感覚が分かった気がする。どんなに拙い作品でも、あきらめずに作り続けることが大事なこと。ファンはひとりでも良いこと。そのひとりが大きなモチベーションになること。ありがたいと思いました。

これがただのブログ記事であれば、こんなに長く続くことはなかった。文字を組んで、A4サイズにデザインする形にしたことが良かった。休日の楽しみになった。

私の趣味は〈編集デザイン〉で、なにかコンテンツがないと成立させられない、すなわち仕事を通してしか実現しづらいものだったが、自分の文章をコンテンツにできるとは思ってもみなかった。

年末年始の休みが7日もある。1月5日に出勤したあと、さらに3日間休みだ。もっともっとエッセイを量産したい。そして、読書の多い休みとしたい。


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