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書評してみた〜アリエナクナイ科学ノ教科書2③〜

こんにちは、本一冊でどんだけ引っ張るのだと自分でも着地点を見失いつつあります。

オタクとは、ハマり込んだら掘り下げたくなる人間もいるということです。そういう人もいるのだと、個人的には理解は求めないが、そういう物だと思ってくだされば幸いです。

アリエナクナイ科学ノ教科書2

著者:くられ 発行:ソシム株式会社

自分の機嫌をとろう編

なめつくすように全編、こういう視点で見ると楽しいのではないか?ってプレゼンをしてもナンセンス。そう思うので本記事で幕といたしましょう。

SNS(特にTwitter)で何か言われても怖くないぞというメンタルから始めたのです。メンタル関係で終わらせましょう。

毎日を機嫌よく過ごすにはどうしたらいいか?、という趣旨で書いていきます。

第1章3講、題1章6講より拾っていきます。

そもそも、機嫌がいいってどういう状態?

これは様々な意見があります。お金の心配をしなくていい状態。健康であること。家族や友人との触れ合う時間がないとダメって人もいれば、逆に程々の距離を保って個人の時間が確保したい人もいる。

それは、個人的な意見なのですが、大雑把に言えば欲求が満たされている状態と言えるのではないでしょうか?

明日も豊富に食料があり、お金もあり、住む場所もある。自分にとって快適な環境が揃っている、それは安心できる事です。

その安心したい、という欲求が満たされている。それはとても幸せな事でしょう。安心を得るためにはどうししたらいいか?

前提条件としては、生きていることでしょう。

著者のくられさんは、3講においてサバイバルフィクションについて触れています。その中で、いくつか重要な要素を上げています。その一つにマズローの5段階欲求を例に出されていました。その中にはなんとなんと、自己実現や他者から承認されたいという欲求が含まれているのです。

・要は毎日ご機嫌でニコニコ笑って過ごすには『承認欲求を満たす』必要がある

   ↓

・承認欲求を満たすためには、土台として『安全な生活を営む』必要がある。

   ↓

・安全な生活を手に入れるには、まず『生存している事』が大前提である。

この流れはとても重要だと再確認したのです。

感情の説明って科学で可能なの?

さて、前提条件である『生存している事』を満たしてるのなら次は感情がポイントですよね。無駄に感情的になって、怒りや悲しみに振り回される。それは実にエネルギーも時間も喰われます。

感情という物を説明できたなら、それで納得してしまうことも可能でしょう。人間とて、大きなカテゴリーで見れば生き物です。生き物だから習慣というものがある。

習慣の分析、そこからは人類学や心理学という学問が発展しました。6講の中でくられさんは、その心理学を用いて感情の説明をされています。なにを、どのように、どういう例を上げて説明したのか。

それは是非とも実際に読んでみて確かめて欲しいです。続きはあなたの目で確かめてくれ、は無責任な気がしますのでひとつだけ。

6講最後のページにあります、心理学用語リストはいいぞとだけ言っておきます。用語が分かれば、理解がしやすい。さらっと軽く呟けば、Twitter映えもします。

最後に

最初の方に述べた事をもう一度持ち出しますが、オタクとは推せると思ったら推して深掘りして、理解を深めたがる人がいるのです。

さらに言えば、推しがおいしいご飯を食べていたり温かいお風呂にはいっていたり、幸せになって欲しい人もいるのです。この書評がきっかけで、著者のくられさんの本が売れれば自分はそれで嬉しい。

推しにおいしいご飯を食べてもらいたい。初めての書評に、アリエナクナイ科学ノ教科書2を持ってきたのはそういう理由です。

くられさん、素敵な本をありがとうございました。

イラストを描いてくださった、夢路キリコさん。シュヴァリエでは衣装の描き込みに感動しました。我が青春を支えた1冊です、ありがとうございます。

他にも発行を支えてくれた方、本屋の店員さん、全ての関わった方へ。本当にありがとうございました。

最後に、ここまでお読みくださりありがとうございました!


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