読書記録②「思考の整理学」(外山滋比古)


初めて読んだ哲学の本。

もう大学生ではないけど、大学生に1番読まれた本という帯に惹かれて購入した。

"見つめるナベは煮えない"

この本の中でもこの言葉は特に印象に残っている。

アイデアや情報は、ずっとそのことばかり考えていてもいけない。
寝かせる(忘れる)ことが大事。

何かを考えるとき、すぐに考えをまとめたくなるので、メモして寝かせる(忘れる)ことは意識せねばならないと感じた。

グライダーと飛行機

学校教育は知識を詰め込みグライダー人間を生み出すが、それではコンピューターに勝てない。
飛行機人間にならねばならない。

知識は詰め込むだけでは使いこなせないし、学校では思考の方法まで教えてくれない。

私は小中高と学校に素直に従って知識を詰め込んできた。
大学に行って、大学の勉強は今までとは勝手が違うと思ったが、解決しないままぼんやりと卒業してしまった。

この本を読んで、大学とそれ以降では、こうやって知識を集めて、寝かせて、自分でじっくりと考えていくことが必要なのだと知ることができた。

とても興味深い内容で、大学生によく読まれている理由がよくわかった。
大学生でなくても、とても有益だと思う。

時間をおいてまた読みたいな。

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