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映画館の再開後に見たい1本『エジソンズ・ゲーム』

2年半越しで見たい映画

 映画館が再開したときにはこの映画を見たい!という作品を勝手にご紹介していこうということで、まずは『エジソンズ・ゲーム』です。この作品、もともとは4月3日(金)に日本公開予定だったところが公開延期になりました。

映画『エジソンズ・ゲーム』公式サイト
https://edisons-game.jp/

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
   マイケル・シャノン
   ニコラス・ホルト
   トム・ホランド

 『エジソンズ・ゲーム』が世界で初上映されたのは、2017年9月のトロント国際映画祭でした。当時、私はトロントで見たいなと思いながらも、時間が合わなかったかチケットが取れなかったか、残念ながら見逃しました。それから待てども待てども、日本公開どころか全米公開もされない日々。それが2019年の春になってようやく、2019年夏の全米公開が決まりました。全米公開が決まるまでの経緯は、シネマトゥデイの記事で詳しく報じられています。

2017年10月16日付けシネマトゥデイ記事
カンバーバッチのエジソン映画が公開延期…ワインスタイン問題受け

2019年4月7日付けシネマトゥデイ記事
カンバーバッチのエジソン映画が復活!新編集版で8月公開へ

 実際の全米公開は、さらにちょっと遅れて2019年10月。そして昨年末頃に、この4月の日本公開がようやく決まりました。この作品のことを知ってから、もうかれこれ2年半以上。1年前に、ようやく全米公開だ!もうすぐ日本公開もあるかな?と期待し、今年の初め頃に4月3日の日本公開予定を知って歓喜したと思ったら、まさかの公開延期。本当にこの作品を見られる日は来るのか?と私はものすごく不安になっていますが、映画館が再開したあかつきには、ぜひともこれを見たい。何よりもまずこれが見たい。私の2年半越しの悲願を叶えてほしい、という気分です。

エジソンの電流戦争

 2年半越しの思いをぶちまけるところから入ってしまい、どんな映画かご紹介していませんでした。マーベル作品ではドクター・ストレンジ役を演じていたベネディクト・カンバーバッチが、『エジソンズ・ゲーム』の主役のエジソンを演じています。

 直流のトーマス・エジソンと交流の二コラ・テスラの電流戦争と言えば有名な話ですが、…と、いきなりこう切り出して一般的に通じるでしょうか。豆電球を乾電池につないで電気が流れるときの電流は直流で、電力会社から家庭に引かれている電気で蛍光灯が光るときの電流は交流です。この直流と交流の方式にまつわり、昔むかし、電流戦争と言われる争いがありまして。原題『The Current War』は、まんま「電流戦争」です。

 実は私、この電流戦争の詳細は知りません。これってVHSとベータのビデオ戦争みたいなものか?なんて思っていたりもするわけでして。だからこそこの作品は、ワールドプレミア当時から見たかったわけです。

サンダンス映画祭グランプリと観客賞を受賞した監督の新作

 『エジソンズ・ゲーム』の監督はアルフォンソ・ゴメス=レホンという方で、この方の2015年の監督作品『ぼくとアールと彼女のさよなら』は、サンダンス映画祭のグランプリと観客賞を受賞しています。この作品は、日本では劇場未公開で、ビデオスルーだったようです。あ、今はもうビデオスルーって言わないんですかね? とにかく、日本でもDVDは出ているようですが、劇場公開されておらず、私は未見です。

 サンダンス映画祭のグランプリや観客賞といえば、これまでも名だたる監督がデビュー作や初期作品の傑作で受賞してきた賞です。『ラ・ラ・ランド』が大ヒットしたデイミアン・チャゼル監督も、その前の2014年作品『セッション』でサンダンス映画祭のグランプリと観客賞を受賞しています。『エジソンズ・ゲーム』は、そんな賞を受賞したアルフォンソ・ゴメス=レホン監督の最新作、となれば、それだけで私は大注目です。

 そんなわけで、映画館が再開して新作の劇場公開が元に戻り始めたときには、ぜひとも『エジソンズ・ゲーム』が見たいなと思っています。

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