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株式会社ゴーリキは、大正7年、造船所として創業。現在は造船業で培った溶接技術を活かし、長尺重量物の積載に特化した特殊な棚の製造販売を営む。経営理念は「関わる人、全てを幸せに」。従業員だけでなく、その家族、取引先、地域も幸せにするため近年はSDGsやCSR活動も積極的に行っている。


基本情報


  • 企業名:株式会社ゴーリキ

  • 住所:三重県伊勢市大湊町1125-10

  • 業種:鋼製棚の製造販売

  • URL:https://www.goriki.jp/

数値・制度からみる「働きがい」と「働きやすさ」


  • フレックス制度:あり(正社員・パートともに)

  • 有給休暇取得率:100%

  • 時間給制度:あり

  • 育児休暇制度:あり(男女ともに取得可能)

  • 雇用転換制度:パートから正社員への転換実績あり


Q. どのような職場づくりを目指していますか?


企業が人を選ぶ時代は終わり、人が企業を選ぶ時代になっています。
どんな企業であれば選んでもらえるかを常に考え、性別や年齢に関係なく、その人の能力が活かせ、誰もがやりがいをもち、また社員だけでなくその家族、仕入れ先、お客様が幸せになるような職場を目指しています。
社員一人一人が生き生きとやりがいを持って働けるよう、社長がトップダウンで指示を出さず、社員の発想で変革が起こせるような経営と職場づくりをしています。

職場の風景

Q. 多様な人材の活躍に向けてどのような取組をされていますか?


賃金体系・賞与査定・昇進に関する条件等を明確にし、性別や年齢に関係なく条件を満たせば誰もが賃金アップや昇進できる仕組みを整えています。
例えば、社員一人一人と期末に面談を行い、翌期賞与の査定項目(5つ)とそれぞれの評価指標を細かく設定し、査定結果に齟齬が生じないようにしています。自分で出勤日、勤務時間が決められるパート従業員およびフレックス社員制度も導入しています。時間休も柔軟に取ってもらっていますし、子連れ出勤も認めています。

性別問わず仕事も家庭も両立できる職場づくりが大前提であるため、女性だけに焦点を当てた制度はありませんが、今後はPMS(月経前症候群)時の特別有給休暇の導入を考えています。

Q. 取組の成果を教えてください。


個人の頑張りが過不足なく正しく査定される評価制度、働きたい時間に働ける雇用契約、部署の垣根を超えたコミュニケーションの場、自分の意見がすぐに会社全体に反映される風通しの良さ等、ストレスなく働ける就労環境が構築され離職率が低下し、社内の雰囲気が良くなっていくことに比例して、毎年の収益も年々増加している(昨年度は前年比133%)

Q. 女性社員はどのように活躍されていますか?


営業事務、工場事務、設計、総務の仕事で女性社員に活躍してもらっています。
総務の女性社員が、自分の仕事は皆を働きやすくすることであるという考えから、営業打合せや納品工事に同行し、実際の就労環境を体験して就業規則を更改する、設計の女性社員がフォークリフトの資格取得や溶接技術研修に参加して設計の参考にするなど、いずれも本人希望で行なったり、工場作業員として入社した男性社員が、営業職への転属を希望したので、それが実現するように組織改編を行ったりなど、男女を問わず、挑戦したいことには挑戦してもらっています。

現在役職に就いている女性社員は1名で、過去には部長職まで昇りつめて定年退職した女性社員もいました。昇進含め評価に男女の差別はありません。

Q. 求職中の女性、キャリアアップを目指す女性にメッセージをお願いします。


「ごめんなさい」「ありがとう」が正しく言える人を求めます。スキルは入社後に取得してもらえばいいので、面接ではお互い楽しく働けるかどうかを判断しています。
再就職で長いブランクがあると、不安が大きいと思います。私も、10年以上の専業主婦を経て仕事を再開しました。でもブランクを怖がらないでください。案外体は覚えていますし、道具は便利になっています。「女性だから」「母親だから」で自分のことを諦めないでください。