再就職した女性の活躍事例 | アース・クリエイト有限会社
この記事では、他県で再就職し、活躍されている女性の事例紹介をしています。
さまざまな境遇から、どのように壁を乗り越えて再就職したのかや、再就職してどのような変化があったのか、現在どのような形で活躍されているかなどを、再就職・キャリアアップを考える時の参考にしていただければと思います。
アース・クリエイト有限会社は長年、岐阜県を中心に道路標示、区画線等の路面塗装から道路規制標識、駐車場区画線、案内標識等の工事を見積りから設計・施工まで一貫した事業を営んでおります。工事施工班最大5班と県内でもトップの工事対応力があり年間1,600件の工事実績があります。
基本情報
お名前：足立 真紀 さん
職種・役職：企画制作室マネージャー
企業名：アース・クリエイト有限会社
住所：岐阜県岐阜市六条北4丁目10-19
業種：塗装・とび・土工・ほ装
Q. 再就職のきっかけを教えてください
グループ会社の福祉事業にパートとして働いていたのですが、家庭の事情により、一人で3人の子どもを育てなくてはならず、正社員で再就職したいと考えました。
何十社も対象に就活しましたが、なかなか難しくどこも不採用でした。そんな中、他の会社で一般建築の営業をやっていた経験をかわれ、岩田社長から「うちに来ませんか」とお声がけいただきました。
当方の事情と条件を申し上げたところ、社長に二つ返事で受け入れていただき、平成27年に正社員として入社しました。今までにない対応にとても嬉しく奮起したのを覚えています。
Q. 再就職前はどのようなことが不安でしたか？また実際就職してどうでしたか？不安をどのように乗り越えましたか？
子どもの養育費をはじめ生活するに必要な金額に値する（私の提示した条件に見合った）仕事ができるかどうか。会社の仕事に必要な資格や知識を持っていないことが不安でした。
実際には、毎日がむしゃらに『エイヤー』の気持ちで営業をする環境におかれたことで、自然と知識と度胸が身につきました。そんな自分を周りが認めてくれるのも嬉しくて、いつしか自信に変わっていきました。必ず誰かは見ていてくれる、そう信じて行動することが不安から脱出できる糸口かと思います。
また、仕事と子育てとの両立ができるかについても同様に不安を感じていましたが、まずは、自分自身が『仕事と家庭を両立していく自分』というのを認めてあげ、胸を張って仕事に励む姿をみせていると、周りは自然と協力してくれました。また普段仕事を頑張れているのは子どもたちのおかげでもあるし、頑張っている自分へのご褒美でもあると思い、子どもたちと過ごす時間は、とことん子どもに向き合うことができます。贅沢こそできませんでしたが、再就職は輝いた自分を発揮する機会になったと思っています。
Q. どのように就職活動を行いましたか？
各社の求人サイトを閲覧やネットにあるいろんな窓口に問い合わせも行いました。
また、友人や知人とのネットワークも活用しています。
Q. 現在どのような仕事をされていますか？
企画制作室のマネージャーに就いており、営業、事務処理や建設業のイメージチェンジを主業務とする。福祉事業やＮＰＯに関わる仕事もしています。
任せていただいた業務においては、難易度の高い新たなことにもチャレンジしています。
また、部下との面談を年3回実施して、モチベーションアップを図っています。
Q. どのように仕事とプライベートを両立されていますか？
現在、長男は21歳の大学生、長女は19歳、次女14歳と成長しました。また、アース・クリエイト社で社内結婚し、4人目の子どもにも恵まれました。現在は上の3人は手がかからなくなり、家事の協力もしてくれています。
夫も、先に帰れる時は子どもを迎えに行くなどしてくれます。
社長の理解により、自分自身は、フレックス、在宅勤務等柔軟な働き方ができることで両立できています。
Q. どのようなとき、どのようなことに再就職してよかったと思いますか？
18歳で新卒入社した企業では、大手電力会社で、何万人も雇用しているため、自分の業務範囲が狭く限られていたことで、やりがいもなく、自分の価値を見い出せませんでした。
今の会社では、自分の可能性を引き出してくれたり、自分の価値を感じられる機会が多く、時には到底実現できないのではないかというような問題に直面することもあり、熟考しなくてはならないのですが、その都度成長でき、むしろ心地よいです。
再就職を目指している女性にメッセージをお願いします！
一歩外に出て新たな自分を見つけることを、楽しんでもらいたいです。
ぬくぬくは、一見変化もなく安心していられるようですが、実は自分の価値を感じにくい状況にいるということでもあり、そのような状況では精神的にしんどくてキツイものです。毎日「切磋琢磨」できる環境に身を置くことで成長できるのではないでしょうか。応援しています！
会社からのメッセージ
建設業の3Ｋ（きつい･汚い･危険）イメージを変革したいと考えており、そのためには女性にこの業界で活躍していただきたいです。女性たちには、男性組織では創造できなかったビジネスモデルや新規事業開発など新たな経済的・社会的価値を生み出す可能性が限りなくあるので期待しています。
そのためにも社員全員がトッププレイヤーという意識、高いハードルにも挑戦する勇気をそだてるためにも、自分で考え、選択する環境、勇気を出し行動し失敗したことを責めない環境をつくり続けています。
現在は、企画制作室は全メンバーが女性で女性マネージャー中心に総合職として生産性UPをテーマに活動しています。
広報部のマネージャーも女性で、広報全般の業務に従事しています。
本年11月末に新たな会社を設立予定で、その経営トップには女性を登用したいと考え、現在女性社長を育成しているところです。
家庭を優先したいと考えている女性もいることから、組織での活躍を強要することはできませんが、性別のよる能力差はないため、意欲のある方に対しては、あらゆる職種で活躍できるよう支援しています。
現時点の情報や「未経験・できる、できない」で判断せず、自分が本当にやりたいことや夢、可能性を信じて挑戦していただきたいです。
再就職をチャンスとして、新しい仕事に就くのであれば、自分が成長でき、スキルアップできるようなことにチャレンジされることを期待しています。
