サウナの梅湯(京都 五条)に行ってきた! 見える男のサウナ探訪vol.1
やっと!書けるぜ
サウナと風呂関連についても
noteに書こうとずっと思ってたんだ
サウナは結構好きでよく行くんだけど
俺は毎日なんかしらずっと動いてるから
なかなかゆっくりする時間というのが無いんだ
だからサウナに入ってしまえば半ば強制的に
ゆっくりせざるを得ないだろ?
その利点もあってよくサウナに行く
俺の入り方は「一発屋」と呼ぶんだが
(俺が勝手に命名してる)
その入り方についてはまた今度記事にする
今回足を運んだ風呂はこちら
サウナの梅湯
割と京都駅から近いかな
名前は前から目にしてて
頭の中にずっと記録が残ってたんだ
ちょうど用事で京都に居たから
ちょっくら行ってみようか
なんて思って車を走らせた
梅湯のすぐ近くにはパーキングが無いから
大通り沿いのコインパーキングに駐車
そこから歩いて向かう訳だが
普段東京に住んでると
「あ〜、これこれ、京都だな〜」
って誰もが感じる小川が流れてるんだ
もう この時点で
今日はイイ湯になる
と確信したさ
この橋の目の前にどんっとした門構え
どう?
最高だろ?
なんだか昭和の匂いがする
ネオンの渋い光
その配色なんだと思わせる提灯
和風総本家を思わせる2階の廊下
雪化粧の『 ゆ 』の暖簾
完璧だ
俺が小さい頃に
大人に憧れた
コーヒー牛乳の紙蓋を針で取った記憶…
なんでプラスチックになっちまったかな〜
時代はどんどん便利や効率を求めるが
非効率にこそ 美学があるんだよ
そこんとこわかっててくれよな日本
まぁそんな御託はどうでもいいか
とにかく俺は入店した
スライド式の木製の入口を
文字通りガラガラと開け
優しい「いらっしゃい」を背中に受ける
木の下駄箱に靴を仕舞う
俺が選ぶのはいつも 2 だ
俺を待ってたかのように2だけ空いてたな
なんで2が好きかって?
競馬でいつも流れを作るのは
番手の馬だろ?
逃げに合わせるのか
敢えて逃がすのか
差し馬が来たら内からブロックするのか
捲らせないのか
どんな状況にも形勢を作れるのが
番手の馬なんだ
逃げがペースメーカーなら
番手はレースメーカーだ
だから俺は1じゃなく2が好きなんだ
2番手が1番強いぞ
軽やかな鈴の音を聴きながら
番台に向かいいくらか聞く
「490円です」
は?
俺は耳を疑った
「490円です、タオルは利用しますか?」
おいおいマジかよ
安すぎじゃねえのか?
「タオルは2枚でお願いします」
破格とも言える値段にビックリしたが
冷静に考えると
本来風呂はそんくらいだわな
都会に住んでると金銭感覚が狂っちまう
サウナブームにのって高級サウナなんてのも
都会には散見してるが
本来風呂に数千円〜数万払うのは異常なんだよ
俺は特に温泉地が地元だから
基本ワンコインで昔はどこでも入れてたんだ
まぁそれにしても京都のこんな素晴らしい立地
そして素晴らしく温故知新にて改善されたサウナの梅湯さん。サウナも込の料金で490円は
安すぎだよ
でも客入りを見てる感じ
凄く愛用されてる銭湯なんだとはハッキリとわかったね
ここは何回でも足を運びたくなる風呂だっ
そう確信した
俺が訪れたのが夜の22時
その時間帯でも男湯には俺以外に15人はいた
浴槽はジェット1つ 風呂2つ 電気1つ 水1つ サウナ1つ 合計6つの浴場があり そんなに大きくは無いこじんまりとした銭湯だよ
それでこの客入りは凄いと思った
みんな良い顔してたんだよこれが
面白い事が2つあって
1つは電気風呂に
「エレクトリック バス ⚡︎⚡️」
って手書きで描いてたのがよかったな
そこに無表情で浸かる仙人みたいなじいちゃん
本当に今電気くらってんのか?って
不安に思うくらい菩薩の領域だったな
もう1つは
サウナが埋まってたから
ジェットバスに入って壁に
この銭湯を運営してる人たちの手作り新聞が掲載されてたり、近くに開催する銭湯と音楽と酒のイベントのチラシが掲載してたり、浴場内の壁広告の募集もあった、そこに「宣伝だけではなく、あなた個人の思いや叫びを掲載してもOK」みたいな事も書いてて、なんか好きだな〜こういうの
って思った
運営の気持ちがわかるってのは
俺は凄く好きだよ
飯屋でもそうだけど
その人の気持ちがわかると俺は応援したくなるし
利用したくなる
これはみんな同じだと思う
そんな事をしみじみ思いながらジェットバスに入ってて壁のチラシばかり見てたから壁に背をつけて前を向いたら
おい!いつの間にいたんだよ!!!
ってくらいの静けさを纏った
外国の方が俺の眼前に入浴してたんだ
しかも体育座りで!!!
いやいいんよ
ワールドワイドに俺も生きてるから
どんな人でもウェルカムさ
でもよ
あんた
ブルース・ウィリスにそっくりなんだよ
瓜二つだったよ
そんなブルース・ウィリスが
俺の眼前で体育座りして小さくなってらぁ
更に追い打ちをかけるように頭を抱えやがった
こんな感じだよ
いやもっと後頭部まで腕を絡ませてたんだ
おいなんなんだよ
アルマゲドンでも来んのかよ!?
風呂の入り方は自由だけどさ
もっと開放的に入っていいんだぜ?
ブルース
ここはジャパンだ
風呂の時は謙虚から開放される時間なんだ
天を仰ぐくらい深く入浴していいんだぜ?
そんな事を思いながら
サウナに向かった
サウナも味のある部屋で
そうだな、7人は入れるドライサウナ
温度は110° カラカラなサウナだ
ただ個人的にはまだぬるく感じたな
人の出入りが多いからその分熱気が逃げてるんだと思うけど、カラカラドライなら120°は欲しい所だな。
俺にはぬるく感じたからずーっと入ってたんだけど、他の人たちはどんどん出ていく中、あのエレクトリックじいちゃんも入ってきて、そのじいちゃんとのバトルにも勝って、2巡目のボーイが入ってきて、室内は俺とボーイの2人きりになった
その時俺は15分は入ってた
ただこれ以上入ってても体温は上がらないと判断し、最後は急速体温上昇戦法を取る事にした
それは深く大きく深呼吸をするんだが
まずは肺呼吸を5回
その後に腹式呼吸を5回
合計10回大きく最後まで深呼吸をする
強制的に肺と腹に熱気を冷めない速度でいれ
体内温度を上げる戦法だ
この技を俺は
『 ダイ・ハード』
と名付けることにした(今日から)
そしてサウナを出て左すぐの
水風呂に汗を流して入るわけだが
この水風呂深くていいね
水温は少し高めだけど
この冬の時期ならちょうどいいかも
滝も流れてるからマイナスイオン効果ある
ゆっくり冷ましたら
今回は休憩を挟まずにそのまま風呂を出る形にした
休憩スポットがあまりないのもあるが
真冬はいつもこの入り方する
漫画サ道でもやっててそこで体得したんだが
真冬はこれが1番いいよ
外で整う
そしてサウナの梅湯の目の前は小川だから
最高のロケーションさ
着替えを済まして
男湯を出てから飲み物を飲む訳だが
なにやらジンジャーパンチって名前に惹かれて
よく飲み物の説明文も読まずにそれを番台に持っていく
番台のお姉さんが蓋を開けてくれてる時に
「これ生姜ジュースみたいな?」
と尋ねると
「生姜も入ってます、少し独特の感じかもしれません」
と言うので
兎に角喉乾いてるし俺の大好きなジンジャーエールみたいな感じだろ!!
って勢いで瓶を斜め45度に流し込んだ
その刹那
あまりの衝撃に俺は
番台のお姉さんに目を見開いた!!!
なんじゃこりゃあああ
俺の想像ではシュワシュワのスカッとした
ジンジャーの鼻を抜ける感じやと思ってたら
その全て逆の味覚を刺激されたんだ
その仰天の俺の顔を見て番台のお姉さんが笑ってくれてたから俺は救われた
書いてるじゃねーか
「あなたのハートにジンジャーパンチ!!
あまーい!!麦芽糖に たっぷりすりおろししょうが入り!ベースはべっこうあめの味にちかいです!キラン」
と
しっかり情報は見るべきだな
この飲み物は美味い
しかし
サッパリシュワシュワの口になってたからな
これは違った
まぁでもこれも良い思い出になったな
そして ここの会社が面白い
湊 三次郎●1990年、静岡県生まれ。銭湯継業の専門集団「ゆとなみ社」の代表取締役にして「サウナの梅湯」店主でもある。梅湯でアルバイトをしたのちアパレル企業に就職するが、24歳の時に梅湯を受け継ぐ。現在まで関西を中心に7軒の銭湯経営を立て直してきた。
銭湯継業専門集団ってイイネ
温故知新はこの集団によってか
写真観たらわかると思うけど
古き良きと現行カルチャーのMIXだよ
銭湯を日本から消さない!!! か、
凄くいいね
大好きだよそういうの
今回このタイミングで行けた
因果はあるんだよ
どんな出会いにも
イイ時間だった
ありがとな.....ブルース......
ありがとう
サウナの梅湯さん
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