息子からの電話
息子(26歳)からの電話は滅多にないので...
たまに着歴があると何かあったのか?と心配になってしまう。←そろそろそういう思い込みを手放さなきゃ。
今日は実に嬉しい電話だった。
昨日、世田谷の馬事公苑で開催のイベントに彼女と遊びに行ったら、子供の頃、春休みや夏休みに参加していたポニーキャンプを主宰しているハーモニィセンターさんが、イベント出展しており
当時、お世話になったスタッフさんに再会した!!という報告の電話だった。
息子が参加していた頃は、東日本大震災より前で、ハーモニィセンターの牧場は福島県南相馬市にあった。今は茨城県の小貝川に牧場があるそうだ。
公益財団法人ハーモニィセンター
ハーモニィセンターのポニーキャンプは、朝起きてから寝るまで、ポニーの世話から、食事の準備、片付け、自分たちの身の回りのことを小さな子供たちも、大学生のお兄さん、お姉さん、大人のスタッフさんと共に全て一緒に行う。もちろん自然の中でも遊びも存分に。
最初の夫とは息子が3歳の時に死別しているので、父親がいたらできたような遊びをさせてあげられないのが、当時の私の悩みであった。そんな時、幼稚園のママ友が誘ってくれたのが、このポニーキャンプ。
初参加は5歳だったかな?自分の体より大きなリュックを背負って集合場所の上野駅に着いた時の不安そうな息子の顔を覚えている。
だけど帰ってきた時は日に焼けてちょっと逞しくなっていて、よっぽど楽しかったのか何日もポニーキャンプの話をしてくれたっけ。懐かしいなぁ。
電話で息子から「当時の写真ある?」と聞かれたので探してみたら、ちょうど20年前の写真が出てきた。余裕がある表情をしているから、これは2回目か3回目の参加時のものかな?
50代ぐらいのスタッフさんが昨日、大人になった息子にこんな話をしてくれたらしい。
「何でもすぐ手に入ってしまう時代に、敢えて全部自分で何でもやらなきゃいけないポニーキャンプに、小さな子を送り出していた親御さんの思いってわかる?日数も長いし決して安い参加費ではないしね。そういう大事な経験をさせてくれた親御さんに感謝してね!!」
それで息子は電話をかけてきてくれたのだ。「ありがとう」を言うために。
歳を取ると涙腺弱いから、そういうのやめて〜(涙)
20年越しで息子がまたお世話になりました。ハーモニィセンターのスタッフさんの変わらぬ温かさとお声がけに感謝の気持ちでいっぱいです。
息子には、伝えました。
まだまだ母さんの思いは続いているよ。
生きていく中で大切な事を感じるられるよう、北海道に移住したんだよ。この暮らしをいずれ君に渡します。その時にまた沢山のことを感じてくれたら嬉しいな。
電話ありがとう。
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