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感謝のリスト(日本の暮らし)

「ザ・マジック」を読んで、感謝のリストを書こうと思う。

エチオピアに住んでいた頃感じた日本に住んでいることへの感謝の気持ち
日本に戻ってすぐに慣れて、忘れそうになる感謝の気持ち。

それでは、ひとまず5個いきます!

1 空気がきれい

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呼吸しないわけにはいかないので、きれいな空気に囲まれているってありがたいことだ。

車から黒い煙がモクモク、建設現場からホコリがびゅんびゅん飛んでくるアジスアベバ。

幹線道路から離れたところに住んでいたが、土ぼこりなのか排気ガスなのか、家で拭き掃除をすると雑巾が真っ黒になる。

日本から持って行った白い電子辞書も黒ずんだ。

マスクがまだ一般的でなかった頃だったので、
エチオピア人からの目線が気になり
ときどき息を止めて道を歩くという無駄な抵抗をしていた。

2 水道の水がいつでも飲める

日本では、いつでもきれいな水が水道の蛇口からでる。

そうはいかない国も多い。

エチオピアでは飲み水や料理に使う水は買っていた。

水

素麺をゆでた後とか、
野菜を洗うのもミネラルウォーターを使ったので、
調理に時間がかかった。

そして、度重なる断水に悩まされた。

断水に備えて家にタンクがあるものの、
水がなくなりそうになったら、
トイレの水はできるだけ流さない(風呂の残り湯を流す)、
(食器)洗い物は減らす、
洗濯しない、
入浴せず湯を沸かして身体をふく。

水タンク

ちなみに、わが家のシャワーの水圧は弱く
チョロチョロだったので、
他国で普通の水圧でシャワーをあびられたときは、感動!

水のありがたみを知る経験だった。

3 停電しない

日本では、災害時にときどき停電・断水があるもののほぼない。

エチオピアでは、停電・断水があるのが日常。

停電・断水がセットでやってきたときはちとつらい。

停電になると、
日本からはるばる運んで冷凍し大事に食していた肉、魚類が
だめになってしまわないかヒヤヒヤ。

突然始まり、いつ復旧するかもわからない。

数時間で終わることもあれば3日程続くことも。

見通しがわかれば平気なのに。

わが家のシャワーの湯は電気で温められる仕組みだったので
シャワーもあびられない。

ホームベーカリーでパン作り中の停電はショック。

途中でとまると食パンがうまくできない。

洗濯は、洗濯機が動かないので水があれば手洗い。

料理は、プロパンガスを買っているので、
ガスコンロで少しのガスを出しながら着火すればできる。
(がこれがちとコワかった)

洗濯

でも、停電になると、家族がひとつの部屋に集まり話し出す

ときどき、ギターを弾いて日本の歌を歌ったり。

停電になると何もできなくなるので、
夜はぬるめのシャワーをささっと浴びてベッドへ。

慣れた頃は、ヘッドライトで照らしながら本を読んでいた。

振り返るといい思い出。

4 虫や動物に襲われない

日本で私の住んでいるところで野良犬を見ることはない。

日常的に動物に襲われる不安を持って暮らすことはあまりないと思う。

アジスアベバには野良犬がゴロゴロ。

子どもたちの学校へ向かう道路わきには
いつも犬の集団がいて、
噛まれるんじゃないかとビクビクしながら歩いていた。

狂犬病が怖いから。

一度、長女が近所を歩いていて、
道の角で小さい犬に出くわし、
ジーンズの上から足首をカプッとやられて心配した。

厚手のジーンズ、はいててよかった。

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その長女、エチオピアの地方へ旅行に行った後、足の裏に何かできものが。

それがだんだん大きくなり、ピンポン玉のように。

足の裏に目玉のおやじがくっついている感じ。
(写真はあるけど載せられない)

これは「スナノミ」という虫が原因だったらしく、
宿泊先のプールの周りを
ちょっと裸足で歩いたときにくっついたらしい。

得体のしれない生物に出会うアフリカ。

今となっては、話のネタになるが。

エチオピア暮らしの楽しみ

アジスアベバは標高が2400m位なので涼しく、
マラリアの心配はないが、
アフリカの多くの国では熱が出たらマラリア検査だった。

日本はマラリアの心配がない。

今の暮らしで犬にかまれる恐怖、
マラリアの心配はないし、
何かあっても日本には設備の整った病院があるから安心。

救急車の到着も早い。

アジスアベバは渋滞が激しくて
救急車を呼んでもすぐの到着は期待できないし、
突然たおれたら怖いな、
自分の身は自分で守るしかないな、と思いつつ暮らしていた。

5 ネットがすいすい

エチオテレコム

エチオピアでは、ポケットWiFiを使っていた。

ネットがすいすいになるように工事をすればストレスはなかったらしい。

家で動画は見られなかった。
政府がネットを数週間遮断したりもする。

突然 Facebookが見られなくなったことも。

いま子どもたちは日本でネットばかり見ている。

次女なんか繰り返しK-POPの動画を見ている。

ネットの制限があったことは不便だったけれど、
ネットを見ない時間に
工夫して遊んでいたので良かったところもある。

飛行機

日本への感謝、まだまだたくさん!

でも、エチオピアに暮らした経験は宝物

不便だからこそ、眠っていた生きる力が湧いてきて
工夫して乗り越えることを楽しんだ。

そして、アップダウンがあって
いろんな困ったことが起こる生活だったからこそ、
停電が復活したらヤッタ!、
蛇口から水がでたらヤッタ!、
お土産で日本のお菓子やお刺身をおすそ分けしてもらったらヤッタ!、
日本に着いたら大喜び!
と感動する機会がたくさんあり、毎日が刺激的な日々だった。



#やってみた大賞

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