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勝手に企画に乗っかるシリーズ「恋の思い出」その2

2日前に、みおいち様の「恋の思い出企画」に乗っかったばかりですが、2回目も3回目もOKとのことだったので、ならば学生時代のピュアな恋愛ストーリーが好きなオッサンの、数少ない恋物語をもう一つアップしてみよう!というのが、本日の記事です。

本日の記事も、過去に一度アップした記事の再構成なのですが、初期の記事の再構成なので、初めてご覧になられる方も多いと思います。私が「ミエハル」と名乗る理由が、そこには詰まっています。

ではどうぞ!

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「初めての胸を焦がす恋~ミエハルと呼ばれて」

私は小学校卒業までを横浜市で過ごし、小学校卒業と同時に父の転勤で広島県大竹市へと、引っ越しました。昭和58年春のことです。
誰も知り合いのいない中、中学校へと入学したのですが、少しずつ共通の趣味を持つ友達もできてきた頃、事件(?)が起きました。

私の中学校は1学年で4クラスあり、私は1年1組だったんですが、1年3組の女子数名が、1組に仲良しの子でもいるのか、よく休憩時間に遊びに来ていたんです。
ある日、いつものように3組の女子数名が休み時間に私の1組にやって来たんですが、ふとその中の1人と目が合いました。するとその子が、

「ねえ、キミ。見栄晴に似てるって言われたことない!?凄いソックリ!ミエハル君って呼んでもいい?」

と、教室中に響き渡るような声で私に声を掛けてくれたんです。
するとまず同じクラスでも、少ししか友達がいなかった私の所へ、みんながやって来ました(^_^;)

「あっ、ホンマじゃ」
「似とるね、そういえば」
「ミエハルじゃ~」


と騒がれ、一気にクラス中に、横浜から来た転校生は見栄晴に似ていると広まり、あだ名はその日からミエハルに決定です(苦笑)

そんな噂はまず同じ学年にパーッと広まります。

「横浜から来た転校生が芸能人そっくり」

休み時間になると、他のクラスから1組へ、芸能人に似てる転校生は誰だ?と、男子も女子も私を見に来るようになりました(;´∀`)

続けて上級生にも噂が広まります。

「横浜から転校してきた1年生に、芸能人そっくりの格好良い男子がいる」

噂というのは罪なもの、勝手に尾ひれがついて拡大解釈されていくものですね。
昼休みには2つ年上の3年生まで、1年1組に私を見に来るようになりました(;゚Д゚)

噂を信じてやって来て、
「なんだ、格好良くないじゃん。見栄晴には似てるけど」
とガッカリして帰っていく女子の3年生もいらっしゃいましたが、決して私のせいではありません。

ともあれ、「ミエハル」というあだ名が中学時代に私に授けられて以降、高校に行っても、大学でも、就職先でも生き続け、特に仕事で初対面の際の挨拶には重宝しました♫

さて私に「ミエハル」というあだ名を付けてくれた1年3組の女の子、Tさん。この女の子が、私の初めての胸が熱くなる初恋相手となるのでした💖

休み時間ごとに私のクラスに来ては、
「ミエハルくんって、どんなテレビ見てるの?」
「ミエハルくんって、何時頃寝るの?」
「ミエハルくんが住んでるのはどこ?」

と、質問攻めにするのです。

私はアッサリ陥落し、このTさんが好きになりました💘

それまでは横浜の小学校で女子に嫌われていて、女子に対する免疫がほぼない私。

当時購入していた学研の中1コースに、好きな子と両想いになるおまじないとか出てたら、速攻で試してました(笑)

他に、自分のお小遣いでデートするにはどこがいいかなとか、妄想は膨らむばかり!

その頃、私は部活は新聞部に入ってたんですが、ある意味ブラックな部活だったので、よくサボって早退してました。

反面Tさんは女子バレーボール部だったので、早退してグランドを眺めると、バレー部が練習しているんです。
まさしく村下孝蔵さんの「初恋」を地で行く、”放課後の校庭を走る君がいた”“遠くで僕はいつでも君を探してた”状態でした。

とにかくTさんのことが大好きで、広島で初めて出来た親友に、Tさんの家の前まで連れてってもらったり(←ヤバいって)、Tさんがあまり1組に来なくなったら、今度は私が用もないのに3組の前をうろついてみたり(笑)
Tさんへの思いは募るばかりでしたが、2学期に入ったある日、衝撃的な一報を知りました。

「Tさんは同じクラスのYと付き合っている」

その信じたくない知らせは、その2人が一緒に下校している場面を偶然にも見てしまったことで信じざるを得なくなり、私の胸熱の初恋は、失恋で終わりました💔
2学期に入ってすぐだったので、昭和58年9月頃でしたね~。

もちろん最初はショックでしたが、まだまだ青い13歳男子、割と立ち直りは早かったように思います(笑)

という展開で、初恋はジ・エンドとなったわけですが、私に付いた「ミエハル」というあだ名は、単なる転校生だった自分の存在を学校中に知らしめたほどなので、Tさんのことを忘れるなよ、初心忘るべからず!という思いがあります。

何年か前、中学校の同窓会があったんですが、Tさんは来ませんでした。30数年ぶりの「ミエハルくん!」を聞いてみたかったな。次回の同窓会に期待したいです。

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以上です!
元記事は、noteを始めて3回目の記事だったので、再構成の上の掲載なんですが、多くの方にはほぼ初見の記事として見てもらえるかな?という思いもあったりします(^_^;)

死ぬまでに再会したい方のトップですね~(n*´ω`*n)

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