和牛③ M-1を通じて知った芸人
以下、ネットソースを基にした情報の寄せ集めメモです。
地味な努力家芸人
和牛の昔を知る語る方はまあまあ少ない。
ここでも書かれているが「特徴がない」からも理由の1つ。和牛は見た目も中の上。家も特別貧乏でもなく、家庭不和があったわけでもない。ごくごく普通でまっすぐなお二人です(なんなら若干おぼっちゃま)。
そのような人たちが報われ難い「芸人」という職業に、自分はあまり納得いっていませんでした。体張ることができないからって見た目が普通だからって、コツコツ頑張ってる人が報われないってなんだよ、と。
このような芸人を、売れる前から積極的に拾ってくれている先輩がいます。その名は「たむらけんじ」さん。ブラマヨ、チュートはまさにたむけんさんがそっと応援していましたが、実は和牛もそうだったり。
2012年に行われたTKF大祭りの宣伝をする和牛
たむらけんじさんは「礼儀が正しく真面目な芸人は絶対伸びるしブレイクする」と言っており、和牛のこともそう捉え、応援していたようです。
真面目さを見られると小馬鹿にされていた時代に、同期や仲間からポツポツと努力家エピソードが語られてしまうところも、和牛の特徴です。
田崎:ファーストラウンドで最後に和牛がネタをするまで僕らが暫定1位で、2位が同期のかまいたちで。でも案の定、最後に同期の和牛にやっぱり点数を塗り替えられ、彼らが1位に。2本目の最終決戦に出るまでは嫌なイメージでした。いつも楽屋に行くと必ず和牛がネタ合わせをしてるんですよ。いつも最後までずっとネタ合わせをしてて、「和牛頑張ってるな、俺らも頑張らなあかんな」と思うんですが、その和牛がどこの賞レースに行ってもずっといるんです。今回、最終決戦は先攻やけども、なんとかインパクトを残そうと、出る前までにはなんとか気持ちを切り替えられたので、自分たちらしさを出せて優勝できたのかなと思います。ホッとしています。
ytv漫才新人賞とは、大阪で活躍するコンビ結成10年目までの芸人を対象にしたコンテストで、上方演芸の代表である漫才の新たな人材の発掘を目指して作られたそうです。大きな関西賞レースの1つでもあります。
ここで和牛は予選を勝ち抜き、第2回に3位、第3回では準優勝をしています。第1回に前説をしていた和牛は、その悔しさをバネに決勝に残るという快挙です。
当時の意気込み
●和牛
水田:前回の決定戦で、僕らはこの大会の前説をやってたんです。そのときに相方と2人で「来年は僕らも出て、絶対に優勝するぞ!」と誓い合ったのを覚えています。その思いを今年は絶対に叶えたい!
川西:賞金の使い道は、うちのエアコンが壊れて、暴走族が走ってるような音が常にするので、そろそろ買い換えたいです(笑)。
水田:僕、もとは料理人なんですけど、賞金で部屋全体をキッチンに改装したいですね。
賞レースがはじまると、きちんと決勝に残る和牛。
このころから「賞レースに常連組」として、芸人の間で一目置かれる存在になります。しかし、勝てない。そんな時期が続きます。
こういう賞レースの決勝にいくと、裏側を追いかけられるっていうのが付き物のようで、和牛も他にもれず今回も追いかけられています(正直この追いかけられ回数を知ってしまったら、M-1の追っかけも苦しかったんだろうなと勝手に想像)、
川西さんの親御さんは『10年だけ時間やる』と条件付きでNSCを許可した話を披露。まさにこのころが10年目。
お母様は笑いながら「お尻に火が付いたのかなって思うくらいの活躍で…」
お父様は真顔で「直ぐ帰ってくると思っていた」
そんなエピソードを正座して聞く水田さん『え?!初めて聞いた』ww
実はこの大会で、1位で予選通過をしてたのに最後藤崎に破れるという経験をしてます。マインド的には、とろサーモンに負けたのに近いのかなと勝手に想像。
この賞レースも、あと一歩のところで優勝を逃します。
【和牛の賞レースメモ】
2013年 第2回ytv漫才新人賞 第3位(結成7年)
2014年 第3回ytv漫才新人賞 準優勝(結成8年)