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気骨

最近
しみじみ思う……


田舎で生まれ
成長してきたが
集落の中にいた
気骨のある大人の存在だ。

今も思い出すと
あの瞬間のひゃっとした
気持ち……

雨模様の夏に近いある日
〇子ちゃんの家で
かくれんぼをしていた。
遊びに興じて
私たちは押し入れの中や
あちこちに隠れて
わぁわぁキャーキャー
大騒動していたら
"コラァ~"と
鎌を持って
〇子ちゃんのお婆ちゃんが
仁王立ちしている
凄まじい迫力に
私たちは震え上がり
"ごめんなさい"と
何度も謝り泣きながら
帰宅した。

母に追及されて
事の顛末を話すと
やがて父も帰り

ひとの家での
無礼・非礼について
こんこんと諭された。

この事はしっかり
心の底に染み付いた。

大学時代
寮生活の中で
とても大切な生活態度の
ひとつとして活きていた。

社会の中にある
不文律などを声をあげて
教えてくれる大人が
普通にいた社会だ。

混沌とした世界で
新たな攻撃が始まって
戦争の火種が
あちこちに散らばり
本当に困った時代だ。

何処の場所にも
気骨のある人材が
不足していると感じるの
私だけ?

子どもたちに
明るい未来を残して
欲しい…….目先の
私欲に奔走する政治家を
しり目に
若い気骨のある人材が
輩出する世の出現を
期待している。

  ラブ&ピース

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