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ふるさとの話

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随分 長く生きてきた。 思い出を徒然なる ままに書きました。 読んで頂けると 幸いです。
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#爆睡

荷造りをした。

荷造りをした。

慌ただしく
今日が過ぎていく。
早くも荷造りをした…..
帰省する前の弾む心は
無くなり
ずっと居たかったという
思いが心に広がり
哀愁に覆われそうになり
折れそうな気持ちを
引き立てる。
やっぱり遠いなぁと
実感している。

後悔はしないが
  反省はしている。
しかし
弟が家族のいる広島に
行くので一緒に出る。

大人になり
久しぶりに一緒に
列車に乗って出かける。
お互いにめったに
会う事も

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故郷

故郷

駅からの道を歩いて
いたら
“こんにちは~”と
元気な声がする。
振り返ったら
ランドセル背負った
小学生女児が
"おばちゃん
 どこから帰ってきたの?"
と声をかけられ驚く。

田舎だなぁ!と嬉しい。

"誰かいるの?"と聞く
"弟がいるよ"
"なんさい?"
"70才かな?""ふーん?"

"ここがおうちだからねー"
"バイバイ"って別れた。

可愛いな….知らない人にも
今だに挨拶するんだ!と

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さぁ切り替えて

さぁ切り替えて

帰省して
母の1年祭をする。
準備をしないとねー
昨日は
ワンダーランドに
3人の王子様が降臨して
沢山のエネルギーチャージをしてきた。
勢いを保って
週末からの怒涛の日々を
乗り切らないと…..と
なんか氣が焦る…..
お土産は
博多名物
"明太子"が喜んで
貰えるので早めに
購入して実家に送る。
なるべく荷物を軽く
身軽に帰りたいと
ひたすら
そう願って
小さなカートに
最低限の物を詰める。

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声

昼前に弟から
電話があった…..
老人のような嗄れた声に
一瞬 だ・誰かな?

管に繋がれていた
名残りで
"声がおかしい?"と
しきりに云うので
ちょっと可笑しい!!

顔つきは父と全く違う
のに声は父そっくりな
弟だが勝手が違う。

大きな手術を 
乗り越えたんだなぁ…と
電話を切ってから
しみじみとした。

春先まで
長女家族のマンションに
いて養生するとかで
私も一安心だ。
田舎の家は無駄

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