見出し画像

詩: ともしび


心のおくに
あいとやさしさのみなもとがあり
それが命のともしびなのだと
聞いたことがある

その光で
世界を照らすことができるよう
明るく燃えよう 高く掲げよう
そう思っていた

風の強い夜に
心のおくをさぐるとき
命のともしびに照らされているのは
わたし自身であったと気づく

だれよりも近いところで
光とぬくもりを受け取って
わたしがそのやさしさに触れていた
だれかにやさしくする ずっと前に

だからわたしがわたしの
あいとやさしさを受け取るのは
当たり前のこと

いつも穏やかにともしびを抱いて
明るい光の中を歩むのは
当たり前のこと


お読みいただき、どうもありがとうございました!それだけで十分に嬉しいです。 もしもサポートをいただいたときは、ほかの方の詩集に、そして私が詩を書いている日々のノート(440円)に使わせていただきます♪