”初心”表明 ~自己紹介をそえて~
2020年2月。
日本語教師を始めてから5年が経ち、気がつけば6年目に突入していた。
思えばこの5年は、日々目の前のことをこなしていくのに精一杯で、何のために、どうしてそれをしているのか、深く考えてこなかったように思う。
私は子どもの頃から生き物が好きだった。英語が得意でなかったこともあって、高校、大学と迷わず理系に進学。研究者になるのが夢だった。
(今にして思えば「理系に進めば英語がいらない」というのは、とてもアサハカな考えだったんだけど)
結局、理系の研究は向いてないという事に気がついて、大学院を中退して一般企業に就職。
その時に、
「どうせ"フツウ"のレールから外れるなら、自分の好きなように生きよう。とりあえず死ななきゃいい」
と、フッと思えるようになった。そこで次に考えたのが、
「いつか絶対大好きな海外で暮らしてやる!」
ということ。
とはいえ、この時点で院も中退だし、海外で即役に立つようなスキルも経験もない。
そこで安直な私は、唯一のスキル「日本語がしゃべれる」ことを活かそうと、日本語教師の資格を取る事にして、420時間講座に通い始めた。
とは言え、働きながらではなかなかスムーズに受講することができず(成績もふるわず)、結局、修了までには3年くらいかかった。
言語学を学んだわけでも、教育に対する熱い情熱があるわけでもないし、教育実習が良くできたわけでもない私は、いわば日本語教師としては落第ギリギリだったに違いない。
それが、420時間講座を修了してすぐイギリスで働けることになったのは、ひとえに運(と学校選び)のお陰だった。
この年は、私の人生で一番運が良かった時だと思う。
そして、2015年1月。
小さい時から憧れだった国・イギリスで、私の日本語教師としてのキャリアが、ようやくスタートした。
それから5年、ロンドンや東京、アメリカと場所を変えながら、右も左もわからないところを手探りでやってきて、授業以外にも、学校運営に携わらせてもらったり、幼児教育を実践してみたり、色々なことがあった。
でも、そのどれもがしっかり準備してからやれたわけじゃなくて、時間がなくてナアナアのうちに、とにかくやれる事を慌ただしくやってしまったこともままある。
その時は上手くいったと思ったけど、今にして思えば、それは何とかしのいだだけで、もっともっと、120%の力が出せたんじゃないか、と後悔する事も多かった。
そんな私の日本語教師歴も今年で6年目。
諸先輩方に比べれば勿論まだまだだけど、そろそろ"新米"と名乗るのは苦しくなってきただろう。
でも、果たして自分に「中堅」と呼べるだけの力があるだろうか。
「教師」としてのレベルを測ることが、とても難しいのはわかる。
物差しは一つじゃないし、人によっても違うし。
でも、せめて自分で胸を張って「私はXXXXが出来る!」と言えるようになりたい (「XXXX」が何なのかは、まだわからないけど 笑)
だから、2020年からの当面の目標は
「プロの日本語教師として自信をつける」こと。
そして裏目標は「日本語教師として活躍して、院の先生を見返してやる」こと!(これは今この文章を書いていて思い出した 笑)
この目標のために、今年はインプットだけじゃなく、アウトプットも強化していきたい。
その為のプラットフォームとして、noteを使っていくつもりです。
具体的には、
1. 毎週一つはnoteを投稿する (三日坊主はやめる)
2. 積極的に情報収集する (めんどくさがらない&恥ずかしがらない)
3. モチベーションを高く保つ (という意思は少なくとも忘れないようにする)
をする!
今までの人生、私は出来る限り"責任"から逃げて生きてきた。
重くて辛いことは考えず、楽しくラクに、流れるままにここまでやって来た。
でも、これから先の道行きで「目標」のために責任を負うことが必要なら、ちょっとは荷物が増えてもいいのかな、って。
2020年、Midyはちょっとオトナになります!
もしサポートをいただく機会があったら、教科書の購入代にします♡