病気に依存する思考を手放す
【AYA世代息子のALL闘病日記.88】
前回の記事はこちらから
息子の潜在意識の中にも、意外と確固たるメリットがあるネガティブな思考というものが出てまいりました。
ネガティブな思考にもメリットがある
息子が実際に持っていた思考がどんなものだったかはプライバシーの観点から具体的には記せませんが、
ただ、そのネガティブな潜在意識の根底には
「こう思う方がラクだし、誰も言い返せない最強理論だ」というメリットがあると本人が表現しました。
つまり、どういうことかというと、
病気になり、苦しい闘病生活を経て命の危機から脱した人間の言葉は「大切なこと」と受け止めてもらえ、
「病気をした人間が言うんだから間違いない」とか、
「病気を乗り越えたからこそ言える言葉だね」と認めてもらえたり、
自分の意見を通したい時も「再発した時に自分は後悔したくないんで」という言葉を使えば、
たいていの人たちは自分の言動を受容し、理解してくれることが度々あったそうで、、。
息子が潜在意識に持っていたもの。
それは「病気ありき、病気に依存する思考」だったということ。
他者に自分の意見を伝えようとしたとき、潜在意識の奥底で病気サバイバーであるが故の切り札を出すと、相手方が気持ちをくんでくれて自分の意見が通った。
しかも、
意外と誰も言い返すことをしてこないとわかった時、その感覚が「コレ、いいじゃん!」という気づきになり、
そのまま「病気に依存する思考を今後も採用しよう」と潜在意識に落とし込んだ。
と、そんな思考がすでに起きていたようです。
(たった1年で・・・まだ完治さえもしていないのにww)
だけど、これって本当に必要な思考でしょうか?
この問いを息子にした時、息子は「この思考はヤバいね、気をつけんといかん」と言いました。
病気ありきの考え方をしていることに自分では気づかなかった・・と。
その通り。
病気になったからこそ気付いたこと、学んだことは確かにあるし、あっていい。
ただ、依存するのはいかがなものか?
今後、仕事やプライベートでも、自分の望みを叶え自分の意図を表現し受け入れてもらうために毎度、病気ありきの話をすることもなく、
「もしかして、再発してしまった時のために〇〇しておきたい」といつも無意識に自衛しなくとも、
病気の有無に関係なく、健常な自分であっても周りに自分らしく表現でき、
それが周りの人たちのココロに届き、共感し切磋琢磨できる関係を創ることができるのです。
ネガティブ思考はポジティブ思考に置き換えられる
一見、ネガティブな思考さえも自分のココロとカラダを必死に守って支えてくれていた、その思考にも意味があったんだと気づくことは、自分の生き方を見直すとても大切な糧となります。
今後も、これまでと同じように病気ありきの思考で生き、
再発をした時に後悔しないように…と再発を前提とした思考で人生を歩みたいか?
または、
病気や障がいの有無にかかわらず自己表現ができ、病気に依存することなく人生を謳歌するかどうか?
これは、病気をした当の本人が決めていく事です。
そして、この思考は本人が自ら変えることができます。
病気になって学んだことはたくさんあると思うけど、今の自分にはもう必要ないと思ったもの(思考も含め)は手放していっていいのです。
ネガティブな思考をポジティブに変えることは、その人の思考を変えます。
思考が変わると行動が変わります。
そうすると、、、人生は変わるのです。
ネガティブな思考を置き換える方法とは?
ネガティブな思考はポジティブな思考に置き換えることができます。
その方法とは?
自分が今後どんな風に生きていきたいのか?に意識を向けることから始まります。
これまで持っていたネガティブな思考の根底に在るメリットの目的を達成するために、どんな生き方をしたいか?を自分に投げかけるのです。
ココロの奥底、潜在意識を掘り下げると、ネガティブな潜在意識はそれらを意識した時に顕在意識に浮上します。
顕在意識に浮上させたら、
「もうこの思考は終わりにします。今まで支えてくれてありがとう」
とニッコリ感謝できれば、その思考は手放すことができます。
今まで、長年持っていた思考が自分を守ってくれたことに感謝をし、その思考の役目に終わりを告げ、手放すのです。
そして、新しい自分の中に芽生えたポジティブな思考をイメージして変容した自分が喜びに満ちている感覚を感じてみる。
そうすることで、ネガティブな思考の役割を終わらせることができます。
新しく、どんな自分になりたいか、何をしていると自分は楽しそうか、ワクワクすることをイメージして、
自分自身の望む生き方や近未来で自分らしく生きている様子をヴィジュアル化すること。
また、これから自分はこんな風になりたいというイメージをシンプルな一文にして自分に言い聞かせること。
これで、新しい自分に整えることができます。
最適なタイミングは必ず来る
わたしは今、こうやって息子の病気の深い部分にある思考を掘り下げることができるようになりましたが、
わたしたち親子が病名を告知され、命の危機を感じながら闘病していた最中にはなかなかできることではありませんでした。
息子や自分自身の潜在意識を観たくても観れない自分も居ましたし、観たくなかった。
ましてや、息子に「病気の意味は?」なんて聴けるような状態ではなかった。
なので、このような「病気から何を学ぶか」、病気の意味を掘り下げることには
必要なタイミングがあるんだという事もわかりました。
病気の意味を探る掘り下げは自分でもできます。
ただ、潜在意識の奥底に封印していたものをこじ開けることにもなるので、ココロもカラダも痛くて辛くなる方もいます。
もし、ご自分の病気や障がい、うまくいかないことの意味を知りたくて、お手伝いが必要と思われた方は、メッセージください。
あなたの潜在意識に寄り添う伴走をさせていただきます。
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