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いかにして私はeSportsチームのファンになったか

突然だが、愛読しているなぞべーむ氏のnoteに、大変感銘を受けた。

とても素晴らしい内容だった。具体的にどの辺りが素晴らしいのかというと、私のような小市民が、どのような思考ルーチンに陥るのかが完全に予言されており、それに対する解決策が書いてある所だ。

なぞべーむ氏の記事を読んでいる所で察しは付くと思うが、私はeSportsが好きだ。日本における業界の発展を願って止まない。しかし、今具体的な何かはしていない、ただし業界を盛り上げたい意欲だけはある。

ざっくりした氏の予言と、私の反応はこうだ。

①大会の運営はハードルが高いよね ⇒ 確かに難しすぎるな
②ならnoteでeSportsの記事を書こうよ ⇒ でも何を書けばいいのやら
③あなた自身および周囲の事を書くんだ ⇒ なるほど書きます←イマココ

エスパーかと思う程の先回り力である。なるほど、確かにユーザーの生の声を聞けるのは、関係者にとっては大変ありがたい事だろう。私一人のデータだと定量的に使うのは難しいが、もしかしたら続いて何人かが投稿してくれるかもしれない。Twitterだと流れがちな情報も、noteなら関係者の方に届きやすいかもしれないし、とりあえず書いてみる事にしよう。

いくつかネタはあるが、今回は私がeSportsチームのファンになるまでのカスタマージャーニーをまとめる。

【この記事のターゲット】
・eSportsチームの運営者
・eSportsタイトルのパブリッシャー

【是非この人に見て欲しい】
・CYCLOPS athlete gamingの中の人
・勇者ああああの中の人 

<私の属性情報>

・32歳男子
・サービス業のサラリーマン
・年収350-500万円程度(ぼかしました)
・大阪在住
・CYCLOPS athlete gamingのファン
・ニコニコおよびyoutubeでゲーム実況を頻繁に見る

私の特徴として、2018年夏まで、eSportsには一切興味が無かった事が挙げられる。eSportsに関連するタイトルにも全く縁が無かった。「よし、俺は今日からeSportsにハマるぞ!」と明確に決めてこの世界に触れ始めた。通常はタイトルありきで徐々に触れていくケースが多いと思うので、かなりレアなケースだと思う。「そんなレアケース参考にならねえ」と取るか、「そういう新規参入の流れが知りたい!」と思うかは、見る人や業界によると思う。

ざっくりした流れ

(0)これまでのゲーム遍歴
①TVでプレイヤー名を認知する
②プレイヤー名をネットで調べてチームの情報にたどり着く
③またTVで見て感動する
④このチームを応援すると決意する
⑤会えるイベントに参加を決意
⑥ソフトとアケコンを購入する
⑦会えるイベントに参加する


それぞれ詳細を記載する。

(0)これまでのゲーム遍歴

小学校から現在に至るまで、ずっとゲームは続けてきた。最初はファミコンのマリオブラザーズから始まり、スーファミ、64、PS、PS2、PS3、Wii、XBOX360、PS4、PSVRと、主要なハードもだいたい抑え、常に何かのゲームには触れてきた。ここ数年で好きなタイトルを言え!と言われたら、龍が如くシリーズやウィッチャー3、Cities:Skylineなんかが頭をよぎる。先日やったDetroit Become Humanも大変よかった。まあこんなタイトルをトロコンかそれに近しいくらいまで遊んで次に行く、と言うのが今までの流れである。好きなゲームジャンルは?と聞かれたら、シミュレーションと答える事が多かった。

ゲームは何でもやってきたが、格ゲーは大の苦手だった。私には2つ下の弟がおり、小学校くらいまでは一緒に格ゲーをしていた。しかし、1回も勝てたためしがなく、練習をしていないはずの、買ってきたばかりのソフトでも負けていた。そして私には格ゲーの才能は無いんだな、という感覚を持ってしまい、避けるようになっていた。

①TVでプレイヤー名を認知する

上述の通りゲーム自体はずっと好きなので、何かの拍子にたまたま見つけた、勇者ああああというゲーム番組はずっと見ている。その中で、ドラゴンボールファイターズを紹介する回があり、その説明役として、CYCLOPS athlete gaming(以下CAG)のGO1さんというプレイヤーがゲスト参加していた。タイトル自体も、ドラゴンボールがモチーフなので親しみがある上に、今まで思っていた格ゲーよりも動きが相当機敏で、アクションRPGみたいに操る快感がありそうだなー、と感じていた。また、GO1さんは決して派手ではない落ち着いた感じ人なのに、このタイトルでは世界最強と聞いて、とても好感を抱いた。非難する意図は無いと前置いた上で、誤解を恐れずに言えば、陰キャでも強ければヒーロー、という世界観って素敵だな、と感じた。ただし、この時点では自分がやりたいとまでは考えていなかった。格ゲー苦手だし。

②プレイヤー名をネットで調べてチームの情報にたどり着く

GO1さんのことが気になった私は、ネットで調べてみた。すると、所属しているチームがCAGという事を再認識する(勇者ああああでもアナウンスはしていたが、記憶には残っていなかった)。そして、わが町大阪が拠点という事で、さらに親近感を抱いた。「eSportsのチームって沢山あるのかな?」と思って調べても、CAGと比類できるチームは発見できず、唯一の大阪チームという事で、ますます親近感を募らせていく。とりあえずGO1さんとCAG公式のツイッターをフォローした。

③またTVで見て感動する
④このチームを応援すると決意する

ここは二つ合わせて記載。
勇者ああああにGO1さんが最初に出演されてから数回後、EVO2018のロケfがあり、そこでも特集されていた。決勝の模様が放送され、結果としては惜しくも負けてしまい準優勝となったのだが、そこでGO1さんが見せた顔が本当になんともいえない表情で、たまらなかった。その表情を見て私も半泣きになってしまい、「次は勝って欲しい、、、この人が喜ぶ所を見たい、、、今後も応援し続けよう!」と明確に認識した。また、努力を積み重ねる事で強くなり、その成果を出し合って優劣を決める事って、とても素晴らしい事だと思った。でも私は格ゲー苦手だし、自分では難しいのかなと思っていた。

⑤会えるイベントに参加を決意
⑥ソフトとアケコンを購入する

この二つも合わせて記載。
GO1さんのツイッターの名前を見ると、なにやらマチアソビと書いていた。意味がわからなかったので調べてみると、どうやら徳島のサブカル系イベントのようだ。説明を見ると、GO1さんと対戦できるかもしれないとの事。是非直接お会いしてみたい、という気持ちが沸き、参加を決意する。ここで、対戦するなら事前にやっておかないと失礼かも、、、という思いが沸き、アケコンとソフトを購入する。

⑦会えるイベントに参加する

GO1さん目当てでマチアソビへと乗り込んだが、GO1さんは怪我により、対戦会は不参加の様子でがっくり。同じくCAGから参加していた、ドグラさんとふぇんりっちさんが対戦してくれるようだ(両名の事は、ここで初めて知った)。運よく抽選に選ばれ、ふぇんりっちさんと対戦できる事になった。ここで、ふぇんりっちさんの人当たりの良さに感動したのと、対戦のフォローをしてくれたどぐらさんに好感を抱き、CAGへの好意がますます積みあがっていく。両氏のツイッターも、このイベント後にフォローした。

ちなみに、この時シブゲーさんにインタビューされました。

これ以降、私はCAGのファンと公言するようになり、CAGの皆さんみたいに私も強くなりたい!という思いから、どっぷりとドラゴンボールファイターズにハマることとなった。


以上が、私がCAGのファンになるまでのカスタマージャーニーである。ドラゴンボールファイターズにハマっていくジャーニーでもある。少しでも、関係者の参考になれば嬉しく思う。前述した通り、私はずっとeSports業界に触れていた人間ではないので、プレイしない新規層をどう取り込むのか?というモデルケースの一つになっていると思う。今後も、一般ユーザーの視点から見て、なぜコンバージョンに至らないのか?という部分を書ければいいなと考えている。ご意見などあれば、コメントやtwitterで頂ければ幸いです。

まとめ

・やっぱりTVの訴求力は強い
・地元のチームは応援したくなる
・選手の人間ドラマを見ると応援したくなる
・実際に会えるイベントは、好感度の上がり方が強烈

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