終わりでしょうね…
ここのところ体調が今ひとつで、精神的にも不安定。なんとなく毎日眠る前に死のことを考えてしまう。
死とは、生まれる前の状態、すなわち無に帰すこと、と思っているのだが、生まれる前には無かった「あの人がこの世に存在した」という記憶が、周囲の人々の中に残るので、全き無ではなく、私の場合、子どももいるので、とりあえず血筋のようなものも残るわけだし、生物としてなんというかまあやることはやったのかしらねー、というところに落としどころを見出したい。
が、とにかく、毎晩、眠りに落ちる前に、「やっぱ死ぬのってこわいよな」と。
自分が居なくなった世界のことを思うと、ひゅーーーっと気が遠くなる。
こんなにいろんなことを考えられる脳がイカンのかなぁ。
認知症になっていくのも、一理あるのだろうか。
そんな第2の青春みたいな更年期のおばちゃんに、『10代の哲学さんぽ・死ってなんだろう。死はすべての終わりなの?』は良く効く。
ここからゴールまでを乗り切る手引書のような気がする。
「生きるためには生まれなくてはならないように、生きるためには死ななくてはならない。」
という言葉に、またぐるぐる考えちゃうし、すーーーーっと意識が宇宙まで飛んで行ってしまうのだが、読後「オレ哲学した!」とちょっと力が湧く。
一生勉強なのね。というところに落ち着き、また生きていく私。