おとなっていやね
高一の息子は、「大人ってヤツは…」というお年頃です。「チッ、大人は何にもわかっちゃいねぇ」とブツブツつぶやきます。
自分も中学〜高校の頃は、
大人が大っ嫌い
でしたので、気持ちはわかります。
この、ウィリアム・スタイグさんの名作
『おとなってじぶんでばっかりハンドルをにぎってる』
という題名を目にした時に、瞬時に「これはまさに今息子が思ってることだ!」と感じました。
大人の嫌なところ満載(笑)で、痛いところを突かれまくり。
タイトルの言葉は、単に「車のハンドルをにぎっている」という意味よりも、「大人が子どもに全権を委ねさせようとしている」と受け取れます。
自分の行き過ぎたハンドル行為を戒める意味でも、この絵本は手元に置いておきたい!と思いました。
が、残念なことに、すべての大人に読んでいただきたいこの名作は、現在入手不可で、お近くの図書館にあったらラッキーという希少本となってしまっています。
ぜひとも再販を希望します。