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香りと暮らし|自然の巡りに合わせて自然の香りを楽しみ 暮らしの中に取り入れていくそのはじめに

精油、香りを暮らしの中でもっと取り入れたい!けど、どうしたらいいの?どう使えるの?というご質問をいただくことが時折ありまして、

とはいえ、とにかく様々な活用があり、口頭だと分かりにくい(私の説明が下手なだけですが)上に、注意事項さえ守っていれば基本的には自由で、あくまでもわたしだったらこう使うかな、くらいのことなので、その時によって使い方もわりと流動的に変化している訳です(あまり把握してない|笑)。とはいえ、初めて使うよ!という方にとって「自由に!」と言われても困るよなと思い(作用がある分、注意することもありますし)、一旦テキストにまとめてみることにしました。

これらの使い方、取り入れ方を私が毎日毎日しているかというと決してそんなことはなく、気が向いた時に気が向いた分だけやる、程度のことです。欲した時にやる、というくらいがちょうどいい付き合い方なのかな、とか思います。

さらに言うと以下に書いた以外にも使い方はまだまだあると思います。暮らしの中に取り入れていく中で、こんな使い方はどうかな?こう使ったらどうかな?と(注意事項に気をつけながら)試してみるとどんどん広がっていきます。そして迷った時はアロマセラピストさんなどに相談してみることも大切です◎

まずは大事な注意事項

◆精油そのままを肌に直接塗ったり飲んだりしない
◆子供やペットの手の届かないところに保存する
◆高温になったり、直射日光の当たるところに保管しない
◆安全性を確認できないような精油を気軽に使用しない
→信頼できるアロマセラピストやアロマセラピー専門店で購入する
◆火気の近くで使用しない

もっとも基本的なところでいうとこんなところでしょうか。そして個人的に一番大切だと思うのは、
◆心地よいという感覚を大切にする
です!
この作用が良いから!こういう風に使うといいって言うから!という文字情報・外部情報よりも、使っていて心地よいと感じるか、合っていると感じるか、そういった体感を最も優先させて使っていくことが大切ではないかなと思います。もちろん、違和感を感じた時に止める、という選択も大切。ですので、このくらいの量、滴数という目安も記載しますが、自分に合っているか、心地よいか、を確かめながら自分のレシピノートを作っていってくださいね。

それから購入する際に気をつけたいのが、アロマセラピー専門店や知識のある方がいるところから購入するようできると安心です。とにかく多種多様な精油、アロマと名のつくものが流通していて、まさに玉石混淆。せっかく使うのであればきちんと品質管理された純粋な精油を。こちらの話についてはホームページにもう少し詳細を書いてます。

1.シンプルに空間に香らせる

アロマ、精油と聞いて一番思いつきやすい使い方でしょうか。
アロマディフューザーアロマストーンなどに垂らして芳香に使います。
そんなものないよ、という方はティッシュコットンポストカード名刺などなど精油が染み込み、汚れても構わないものであれば基本的に良いかなと思います。身の回りにあるものでいろいろ試してみるのも新しい発見がありおもしろいかもしれません◎(汚れたり染みがついたら困るものはやめましょう)精油を垂らしたティッシュを寝る時に枕元に置いたり、コットンを引き出しや靴箱に入れたり、ポストカードを卓上に飾ったり、名刺をカバンに忍ばせたり、活用は様々◎
後はアロマスプレーをシュッシュと空間にするのも手軽です。が、持続性はないので、スイッチの切り替え、というイメージで使うのが良いです。
持続性で言うと、リードディフューザーがおすすめです。家や部屋に入った時にふわっと香ります。
個人的に最近のお気に入りはアロマボタン。ボタンのような小ぶりのブローチのようなものに精油を垂らして胸元などにつけます。精油は揮発して上に上がっていくので自分のために香らせるのにちょうど良く、香りの持続も長いです◎電車や人混みでもふとした時に香ってくる不意打ちでとても癒されます。(現在オンラインで販売していないので直接ご連絡ください💌)

2.入浴剤に使う

個人的には一番活用している方法。さら湯(何も入っていないお湯)に入ると湯上り後に乾燥が進みやすいのと湯冷めしやすいということもあり、入浴剤は何かしら入れたい。でも市販のもの
(ドラッグストアなどにあるもの)は合成香料や着色料がたっぷり。強い匂いと色にクラクラしてしまって早く出たくなってしまう|笑
ナチュラルっぽい入浴剤でも匂いが強すぎて(翌日になっても匂いが残るほど)使えないのです。。
ということで自分で作ることにしてるのですが、ネットで購入した大容量のエプソムソルトに精油を数滴垂らして混ぜたら完成。(エプソムソルトだけを入れる時もある)毎回作ってもいいのですが、娘とのバタバタお風呂前にそんな時間もないのでだいたい10回分くらいまとめて作ります。200gに対してだいたい10〜20滴くらい。お好みの香りの濃さやお肌の調子に合わせて加減してください。少なめから始めていくと良いかもしれません。密閉容器に入れて保存します。
ちなみに経験から言うと42度とかのかなり熱めのお湯に入れるのは向かないです。ピリピリしやすいです。

エプソムソルトに限らず、他天然塩(ヒマラヤ岩塩や海塩などなど)、バスベース(アロマ用品店などにある)、ドライハーブ(オーガンジー袋などに入れてお湯に入れるとお掃除が楽)、重曹(お掃除用ではないものがベター)などなどでもOKです。ココナッツパウダーなどを使うこともあるようです。

3.スキンケアに使う

フェイスオイルとして植物油に精油を数滴希釈して使うことができます。しかし我が家(というか夫)での登場回数が多いのは、真正ラベンダー精油を吹き出物に塗る、という使い方です。精油は原液を肌に直塗りできませんが、真正ラベンダー精油に関しては皮膚刺激が穏やかなことから少量であればそのまま肌に使っても大丈夫です◎(初めて使う際は腕の内側などでパッチテストをしてくださいね。肌が弱いなど控えた方がよい場合もあります!)
治りがめちゃくちゃ早いです。ラベンダーの抗炎症作用と皮膚再生作用が働いてくれます。(必ず純粋な真正ラベンダー精油【Lavandula angustifolia】を選びましょう、できるだけ質のいいものを。)

日々のフェイスケア、保湿ケアに使いたい、という場合は植物油(アルガンオイルがおすすめ!ホホバオイルなどでも◎)30mlに対して精油6滴を混ぜて使います。(敏感肌の方などはもう少し少なめからでも)
肌におすすめの精油はフランキンセンス、ゼラニウム、イランイラン、真正ラベンダーなどです。精油でケアしていると肌がワントーン明るくなり、植物の力を借りてちょっとのことでは揺らがない強い肌になる感じがします。

4.ボディケアに使う

フェイスオイルと作り方は同じですが希釈濃度を少し濃くします。植物油30mlに対して精油12〜15滴を混ぜてボディの保湿やマッサージに使います。(ご自身の肌の調子に合わせて精油量は加減してください。)
精油には循環を促す作用や温める働き、肌を整える働きなどを持つものが複数あるのでそれらを組み合わせるといろんな効果のあるボディオイルが作れます。おすすめは上記フェイスケアで上げた精油に加えて、むくみケアに向いているサイプレスやジュニパーベリー、加温作用のあるマジョラムなどです。

※フェイス、ボディ共に肌に塗布する際は柑橘系精油の持つ光毒性に注意しましょう。夜のケアに使う場合は特に問題ないです。オレンジ、レモン、ベルガモットなどの柑橘系の精油を肌に塗布した後2時間程度は直射日光に当てないようにしましょう。洋服などで隠れる場所は大丈夫です。

5.レスキューケアに使う

上記に書いた真正ラベンダーの吹き出物ケアもレスキューケアですが、他にも、ちょっとした火傷、切り傷、擦り傷、虫刺されなどに指先や綿棒などで少量を塗布します。(症状がひどい場合は必ず医療機関へ)

真正ラベンダーは一家に一本。(または同じく成分構成が安全で抗菌作用の高いティートリーでもOKです。)全家庭の救急箱に入れておきたい。(いや救急箱に入れちゃうと普段使いにくので、洗面所とかがいいかもです。我が家は洗面所の棚に常備。)緑のくすり箱です。ラベンダー精油一本で、リラックスからスキンケア、お掃除やレスキューまで様々な場面で活用できます。

6.お掃除に使う

一番簡単なのは、拭き掃除する時に濡らした雑巾に精油を2,3滴垂らす方法。バケツなどを使うのであればバケツの水に精油を垂らしてそこで雑巾を洗ったりするのも良いですね。香りを楽しみながら掃除ができる上に、天然の抗菌作用、消臭作用が働いてくれます。お掃除後の空間はより一層爽やかに。レモンやペパーミント、ユーカリ、ティーツリーなどがおすすめです。クイックルワイパーのシートとかに垂らすのも良いですね。

その他、ゴミ箱に精油を垂らしたティッシュを入れておくと消臭に。オムツのゴミ箱などにも◎
まな板除菌に、抗菌作用の高いペパーミント精油をまな板に1.2滴垂らしゴム手袋やスポンジで伸ばして1時間程度置いてからよく洗い流します。

7.ファブリックに使う

ファブリックスプレーとして使います。布地に吸収することもあってか、空間やツルツルしたところに使うより、香りの持続は若干良いです。一番出番が多いのはピローミストとして。カーテンに顔をつけることはあまりないと思いますが|笑、枕はしっかりつけるので、香りを楽しみやすい!さらに天然の抗菌作用が働くので一石二鳥で嬉しい。

とはいってもいろいろ併用していて、同じアロマスプレーをピローミストに使うこともあれば、マスクに使ったり、カーテンに使ったり、空間に使ったり、拭き掃除に使ったり、(化粧品として売られているもの、あるいはご自身で作ったものであれば)手指に使ったり、髪に振りかけたり。クッションとかにもいいですね。布に吹きかける時は万が一シミになる可能性もありますので、まずは目立たないところで試してからスプレーしてくださいね。
成分がシンプルであればあるほど使い方のアレンジが広がります。

ところで、寝る時ってなんだか香りが欲しくなるんですよね。目を閉じるからかな。でもずっと香ってる必要もないかなーという感じもしていて
(以前はディフューザーで芳香していましたが)最近はピローミストくらいの軽い感じで十分。香りはほのかに香る程度ですが、あるとないじゃ違うんですよね。気持ちよさも呼吸の深さも。寝るスイッチが入る感じです。
わりとしっかり香らせたい時や旅行先とかではティッシュに精油を垂らして枕近くに置くのが好きです。いつもと違う空間が馴染みのある心地よい空間になり眠りに入りやすくなる気がします。あとアイマスクの端にちょこっとつけるのも◎(肌に触れない外側につけてくださいね)

ピローミストおすすめ↓

8.消臭芳香剤を作る

ジャム瓶などのガラス瓶に入れた重曹100gに精油10〜20滴を垂らし混ぜたら、上を薄い布などで覆ってリボンで留めます。トイレなどに置くと重曹の消臭効果と精油の香りで気になる匂いケアしてくれます。

他にも溜まりがちな保冷剤を使っても作れます!保冷剤3個程度を解凍し、ジャム瓶などのガラス瓶に入れて、精油を20滴程度垂らして混ぜます。上を薄布などで覆い留めます。トイレ以外にも下駄箱などにも◎

ペットや赤ちゃんの届かないところに置いてくださいね。

9.マスクに使う

マスク時代の最近はこの使い方がメジャーになってきたような。ありとあらゆるマスクスプレーも売っていますね。マスクの外側にスプレーして香りを楽しみつつ、浅くなりがちな呼吸を深める。
スプレーでなくても、精油をマスクの端に1滴垂らしたり、ロールオンアロマを塗ったりしても香りを楽しめます。スプレーより香りの持続が良いです。マスクをしながら香りを楽しめるのはとても癒されますね。

布マスクを手洗いする時、最後のすすぎの水に精油を一滴垂らして洗う、というのもおすすめです◎ほのかに香りが残ります。

10.その他アロマクラフトをつくる

精油を使って暮らしの中にある様々なアイテムを作れます。一手間かかるものや材料が必要だったりするので慣れるまでは日常的ではないと思われてしまうかも?でも慣れてしまえばとても簡単だし、いろんなアレンジや応用ができるのでさらに香りのある暮らしが楽しめます。

4月から「暮らしの香り部」というゆるい部活を始めるのですが、そこでは年間通して暮らしの中で役立つ香りのアイテムを作っていきます。アロマスプレーはもちろん、ハンドバームやリップクリームやハンドバーム、ロールオンアロマ、化粧水、防虫剤、ポプリ、歯磨き粉やマウスウォッシュ…自然界の恵みである、精油やクレイ、ハーブなどを活用しながら身の回りのものを自分で作れるようになろう!という連続ワークショップを月一回ずつやっていきます。

詳細は近日中にお知らせしますが、気になる方は先にご連絡いただけたら早めにお知らせ致しますので、お気軽にご連絡ください〜◎
(ちなみに今月は単発で行いますっ↓)

最後に自然な流れで宣伝となりましたが|笑
身の回りにあるものを買うこともできるけど、自分でつくることもできる、両方から選択できるって暮らしの豊かさが広がる気がしませんか。

日頃何気なく使っているもの、当たり前のように買っているものがどういう素材でできているのかを知ること。すると自分にとって本当に必要なものがわかってくる。自分の分、家族の分くらいであれば案外身の回りにあるもので簡単に作れるんです。(流通させたり大量生産したり万人に気に入ってもらうモノを作るためには結果的に色々入れなきゃいけなくなったりするんですよね。)

そして季節の変化とともに私たちの心身も変化していて、その時期毎に心地よいと感じる香りや心身をサポートする香りも変化していきます。季節の変化を表す二十四節気に合わせた香りを毎月嗅いで体感し、その中から好きな香り、その時にピンときた香りを使って身の回りのアイテムを作っていきます。それらが日々の暮らしをより心地よくしていく助けになるはず✨

植物の香りをもっと身近に。より自然界と調和して✨🌎

暮らしの中での精油の使い方。基本的な使い方を書きましたが、他にもたくさんあるかと思います。私もまた追加があったらお伝えしていきますね。

皆さんの使い方も教えていただけたら嬉しいです✨
最後までお読みいただき本当にありがとうございます!


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