帰ろうか


命が僕のハートの奥底でキューッとなって、懐かしい温かい調べを奏でて、おでんのようにおいしそうなんだ。不思議だね。君の笑顔が遠くから近づいてきて、ニーっと微笑むから、僕は小学生になってランドセル抱きながら、ニーっと歯を剥き出して精一杯ほほえみ返し、一緒におでんを突つくような昼下がりに、緑葉が笑い転げて、二人とも野原をゴロンゴロンしてたら、お母さんが帰っておいで、ご飯ですよ。まだ夕飯まで早いよね。君が微笑みかけたら、夕陽がもうそこまで来て笑っている。帰ろうか、うん。

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