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溢れる物と本当の欲望

ドライヤーが壊れたので家電量販店に見に行くと、そこには沢山のドライヤーがあった。その中から、価格と機能で選びドライヤーを買った。同じように、何かが壊れたりしたら、昔のように修理はしないで今は新しい物へと買い替えていく。何も壊れていなくても、新しい物は家の中で増えていく。

テレビや雑誌などの紹介などで【あったら便利かも?】これって【前から欲しかったんだよね~】と、ネット通販などで早速検索して価格や口コミを調べる。いざ買おうかな?と思った時にふと思う。

それは、本当に欲しかったの?本当にあったらいいな~って思ったの?と。

そう思うと、私はここで買う行為を一旦停止する。う~ん、どうなんだろう?と何日か考えることもあり、最終的に買った事もあるし、見送った場合もある。

家電など故障してどうしようもない時を除いて、たまに思うのは、買わされている感覚があるという事。別に買う必要もないものを買ってしまい、結局メルカリや古本ショップ等に売ってしまったりすると、元々要らなかったのでは?という疑問が残ってしまう。

食品についても同じように思える時がある、評判になるお菓子や食材があると、同じようなものがお店に溢れる。こんなに種類は必要なのか?ビールなどのお酒にしても、毎年何かしらちょこっと変更をしたビールや焼酎などが出てくるけれど、結局いつも売れているのは昔からの定番だ。季節ごとにビールの味を変えても、私には味の違いが分からないからいつもお試し買いで終わる。すると、その商品はもう次の年からなくなっていることに気づく。

次から次へと新製品が出て、いろんなメディアで宣伝されて、買わされてしまったことに気づくと、私が本当に欲しかったものは何なのだろうか?と思ってしまう。

本当にそのビールが飲みたかったのか?

本当にそのお菓子が食べたかったのか?

本当に便利だという家電が欲しかったのか?

昔は今みたく、便利な物は多くは無かったから選択肢が少なかったけれど、今は良いものも悪いものも溢れるくらい多い。

私が本当に食べたい食べ物とは?

私が本当に欲しい便利な物とは?

本当の欲望を追求していくと、答えがうっすらと見えてくる気がする。私が今までに買った特に要らない物で溢れている姿が思い浮かぶ。

これからは自分の本当の欲望に従っていこうと思うが、突き詰めて行くとミニマリストになるかも?

でも流石にそこまではならないと思うので、【プチ】ミニマリストくらいで落ち着きそうな気がする。

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