定期的な自信喪失
相棒とたまに仕事の考え方などでぶつかる時がある。
毎回、完膚なきまでに叩きのめされて自信を失う。意見やお互いの考え方をノーガードでぶつけ合う感じなのだが、今回もまた完全に論破された。ぐうの音も出なかった。
いつもちょっとした話がキッカケで始まるのだが、遅くまで会社で仕事になってしまう事を言うと、無駄が多いからだと指摘された。
無駄が多い。
余計な説明が多い。
必要以上にお客様にサポートし過ぎる。
だから、遅くなるのだと。相棒だと1時間で終わる仕事が私だと一日かかっている。私も反論したいところはあるが、当たっているところも多いので黙ってしまう。
相棒曰く、俺は経営の方に注力しているから、現場の対応や余分な仕事はしないというスタンスだ。私も長年の仕事で力をつけていると思っていたが、いろんな検証をしたりする時などは、相棒の足元にも及ばない。あっという間に、数値的な資料を作ってしまうあたりは流石なのだ。今回もまた私の行動、作業は全否定されてしまった。
一応会社の代表ではあるけれど、実際の経営は全て相棒が取り仕切っている。お飾りの社長ではあるが、何の仕事をしても、全責任は全て自分にやってくるから、お客様に迷惑がかからないようにとしているのだが、今回の全否定はかなり効いた。
私に無い能力を相棒は全て持っている。
だから、いつも安心しているのだが、何て言ったら良いのだろうか?外面と人の好さだけで対外的に良いからという一点だけの代表なのだ。
今回、相棒との意見の言い合いで、如何に自分の視野が狭くなっているのか痛感した。ずっと同じ業界にいるからなのかも知れないが、経営者として烙印を押されてから、少しなりとも成長していると思っていたが、どうやらそれは気のせいだった。
自分が今まで費やした時間が無駄だったのだと分かり、今は空虚感というか、無駄な意味の無い頑張りだったと思い知らされてしまった。
私から見ていると、相棒はより会社経営についてどんどん成長している。
効いたなぁ~今回の言葉は
「アンタがもしサラリーマンに戻ったしても、現場以外では無理だよ」
「課長も、部長も、ましてや経営者なんて絶対無理だから」
「俺は何でもどこでも出来るよ、でもアンタは無理だよ不器用だから」
相棒よ、そんなことはね、自分が一番良く分かっているんだよ。
言いたい事を言った相棒は、明日から友達と旅行の為お休み。
いいよな~自由で。と思うがこの言葉も言い飽きた。
だって、いいと思うなら旅行に行けばいいじゃん!休めばいいじゃん!
と言うのが分かるから
お互いに分かっているから、良いことも悪いこともある。
今日は落ち込もう・・・
そして
明日は復活するぞ。
無駄に落ち込んでいる暇はないだろうから。
はぁ~
でも
私もどこか旅に行きたいな~
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