Transnational 教育コンサルタントへの道 1
Hello, みろろんです。
今回からなぜ私がこのヘンテコな名前の仕事をしようと思ったのか伝えていきたいと思います。
まずあまり誰もやっていないので勝手に「Transnational教育コンサルタント」と名付けてしましました。
海外に住んでいる人でもTransnationaslという言葉を聞いたことがない、と言われました。(分かりにくいですよね・・)
これはまだまだ一般的な言葉ではなく、学術論文に出てくる言葉だからかと思います。
今回はなぜこの仕事をしようと思ったのか、までたどり着きそうにないので、違和感からお伝えします。
違和感
私は日本で公立、私立の教員を経て、イギリスの補習校で教えています。
補習校は正式な学校ではないので日本では「教員」としてみなされていません。
しかも私の勤務する補習校では日本の教員免許がなくても働けることになっています。(ただし学士以上)
理由は簡単。「教員免許を持っていてイギリスに住んでいる(しかも通える範囲で)人が少ないから」(人材の問題)
私の同僚は元教員もいますが、英語の先生だった人が多いです。やはり・・といった感じですよね。
だから私はご近所さんに「頼むから働いてくれ!」と言われたのがきっかけです。
その経緯はこちら。
補習校では全教科履修できないので(大抵土曜か、平日の夕方、というところが多い)国語が中心で、学校によって算数、数学があるくらいです。
私は元理科教員だったので、10年以上仕事していても「国語」の授業に自信がもてません。
しかし、授業を受けた生徒からはたいして文句も言われず、「おもしろい授業」として学校内では一定の評価を受けています。
「おもしろい」というのは、私が雑談をたくさんするからなのか、意見を深く追及する授業なのかは分かりません。
「楽しい」授業ともいわれますが、別にギャグをたくさんいっている訳ではありません。(それでも笑いがおこるのはなぜ?)
一度気になり日本に帰国した生徒に連絡をとり、訊いてみました。
「授業、(今でも)とっても役にたってます!」
えー、そんなこと言われたのは初めて!
彼はとても優秀でしたが、お父様の仕事で1年だけイギリスに来ていたのでした。
1年のブランクがあっても高校1年で戻った最初の定期テスト(国語)で90点をとったそうです。
何が役にたったのか、と訊いてみると
「深く内容について考え、自分の意見と合わせて発表していたことは、読解力に役立っている」のだそう。
なんだかうれしくなり、また頑張ろう!と思えた私。(単純です)
しかし、数学の授業を持ってほしい!と言われるのも事実。
実は私の勤務しているところでは、中学部も国語と数学両方教えることが契約にも書かれています。
さすがに高等部はないのですが、中学部まで。現在日本では小学校でも強化担当制がいいのでは?という議論がでているので今後変化することを期待しているのですが。
私にとっての「違和感」は勤務してからずっとあるんです。いくら生徒からよかった、と言われても自信がありません。違和感よりも、申し訳なさ、があるのです。こんな私との1年でごめんね・・と、何度も授業準備をしながら泣きました。
これが私が新しいことにチャレンジしたくなった理由の一つです。
よろしければサポートをお願いします。サポートしていただければ、現教員、学校に苦手意識のある生徒さんへの支援に使わせていただきたいです。