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大企業で働きながら自己理解を深める:職務経歴書で強みを発見

大企業勤務で副業を検討しているまろ@成長サポートラボです。あなたは転職した経験はありますか?ちなみに私はありませんが、転職サイトには登録しています。今日は副業と転職について考えてみたいと思います。


副業と転職の相乗効果

以前、給料を増やしたいという若手メンバーと会話しているときに「転職活動をしてみたら?」と提案しました。副業で稼ぐ方法もありますが、転職すると同じ仕事でも給料が大きく増えることがあります。ただ、その方は会社情報サイトに登録しただけで転職活動をしませんでした。

転職活動を通じて自己理解を深める

先ほどの方は特に変化がありませんでした。私がアドバイスした真意は、強制的に職務経歴書を書く状況を作ることで、自分を棚卸しする機会を作ることでした。

転職サイトに登録するとエージェントや企業からスカウトの連絡があります。一度エージェントとの会話を設定すると職務経歴書を求められます。職務経歴書を書き、第三者と会話することで自分の強みが見えてきます。

市場価値を知るための転職活動

転職活動をしてみると市場での自分の評価も見えてきます。私の場合、数社に応募しましたが、書類選考で落ちてしまいました。本気度が足りなかったり、私自身の強みやできることをわかりやすく伝えられなかったり、マッチしなかったりといろいろな要因があると考えます。それも市場からの評価だと思う一方で、ありがたいことにプロボノでは評価をいただいています。一つの側面として転職活動があるように感じます。

職務経歴書を書く意義

さて、私の転職活動は失敗に終わりましたが、その過程は私の成長や気付きのきっかけになりました。特に職務経歴書は以下の理由から書いてみることをおすすめします。

職務経歴書で自己を振り返る

会社では1年に1回成果を評価します。多くの方がそこで過去の取り組みを振り返っていることでしょう。つまり、何も機会がなければ最長でも過去1年の振り返りしかしません。

ところが職務経歴書では社会人になってからの自分をアピールします。自然とこれまでの社会人経験を振り返ることになります。どんな成果を上げたのか、自分ならではの強みなどを振り返ります。長期的に振り返ることで同じような経験があったり、自分の価値観が見えてきたりします。

経験から強みを見つける

職務経歴書では経験や成果だけでなく、あなたらしさを求められます。採用する企業からすると、スキルや経験はもちろん、企業文化との一致、その人ならではの強みを知りたいのです。職務経歴書を書く上では、仕事のプロジェクト単位で振り返りながら、そこからどんなことを得たのか、自分だからこそできたことを考えていくと良いでしょう。

私の場合、過去のプロジェクトでは比較的うまくいくことが多かったです。その理由を考えてみると、関わる人や組織がいかに気持ちよく仕事できるかを意識している自分に気づきました。人の成長、自分の成長に強くフォーカスし、会話や行動を通じて信頼関係を築くことが私の価値だと気づきました。それとできることをかけ合わせれば私らしさが出来上がります。できることは色々あって相手からすると中途半端な人に見えていると思うので、もう少し「これができます」と言えるものを定めていきます。

職務経歴書で他人の視点を得る

職務経歴書を書いたら転職エージェントに見てもらって評価、校正してもらいましょう。文章を読み、会話する中でさらに職務経歴書がまとまっていくことでしょう。広くあなたという存在を知ってもらうためには、職務経歴書という文章の形にする必要があります。一度文章になればあなたを知ってもらう機会になるので、評価してもらったり、アドバイスをもらったりすることができます。

大企業ならではのシステムを使って振り返り

私が職務経歴書を作る上で役に立ったのは会社の人事データです。多くの大企業の場合、人事管理システムが導入されていて、本人のデータであれば入社時から今までのデータを見ることができるでしょう。社内表彰の内容、毎年の上司との評価内容、研修受講履歴など、それらをもとにこれまでを振り返ることができます。

自己理解を深める問い

『過去の経験で一番記憶に残っているのはどんなことですか?それを一番にした理由は何ですか?』

一番と指定することであなたの価値観と一致した出来事を思い出します。理由を考えることであなたの強み、価値観をさらに引き出します。よければ考えてみてください。

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