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2023.11.22 YOWLL夕方を鳴く猫のこどもたち、そして


本当にいい企画いいライブいいバンドしかいなかった。とても良い日だったし来て良かったし幸せな気持ちをちゃんとここに置いておきたい。あ〜でも語彙がぶっ飛んでしまうくらいに心がいっぱいになってる。。



絶賛生き迷っている。死ぬために生きてるんだけど、まあ今死んでもあんまり後悔しないかもな、っていうタイミング。(うまく伝わならいと思うんだけど、死にたいと思っているわけでは無い。超生きてたい。)
なにかがひと段落して、さてこれからどうやって生きていこうかな、っていう岐路。とはいえ選択肢はそんなに無くて、選択肢を増やしたり、そもそも「その道」を選択するためには自分が動くしか無いんだけど、動くための胆力とか気力が湧いてこない。っていう、ちょっとした小休止モード。生活も人生も省エネモードで動いてる今日この頃。

そんな中で感じているのは「好きなもののために出す馬力は100万倍」ってことと、「ゼロからイチを生み出す創作者は絶大」ってことで、前からずっと感じていることではあるけれど、自分のHPが限りなくゼロになった時に改めて強く感じてる。あれだね、風邪引いてご飯が食べられなくなって、元気になってから食べるご飯の美味しさに改めて心底感動して深く美味しさを噛み締める的な感じ?
こんなに元気が湧いてこない時にでも、「好きなもの」のためにはいくらでも動けるし、好きなものを好きだと思っている間だけずっと無敵。昔から、ストレートに好きを表すのが苦手で、ひとやものやこと、どれも好きになるハードルが結構高く面倒臭い奴だった。最初は懐疑的な気持ちでゆっくり外周を遠くから眺め回すタイプだったんだけど、だからこそ好きになったらずっと好き。自分が心底好きなものは信頼してるし私を元気にさせると信じてる(信じたいからパワーが湧く感じ)。でも最近は前よりずっと、好きだなってその時思った気持ちを大事にしようと思えている。まじで自分の「好き」がどこから湧いてくるのか永遠に分からないから、だからこそピンと来たやつはちゃんと忘れないでおこうって思ってる。好きの種の見つけ方は分からないけど、好きを育てるのは自分の力で出来るからね。好きなものしか好きじゃない、好きなことしか好きじゃない。昔から短所で長所。なら好きなものが多い方が、馬力、出せそうな気がするなと気付いてから、好きを増やしたいと気にかけている。でも「好き」を待つのは割と辛い。受動的行為に思えてしまうから。自分からは何も生み出せない。生み出す人たちは、生み出す瞬間は、「好き」を掴んでいる人たちだからだ。。ものを作る人、好きを形にできる人は本当に本当に本当にすごいと思う。尊敬、、いやもっと強いやつ、畏敬の念。

そして。

夕方と猫。とても良かったな。好き嫌いは割と分かれそうなはっきりとした自我のある音楽。でも音源では無くライブで最初に聞けて良かった。ライブが良いって本当にすごいことで、極端な話、ライブが演奏が歌がステージが素晴らしければ「どういう系統の音楽か」なんて全く関係なくなっちゃうから。柔らかく尖っていた。あかあかしい目のうた、とても良いなと思った。ギターソロあがる!歌に芯がある、ライブが終わったあとに、すぐにもう聴いている。

BAD END BOYS、何がバッドエンドなんだろな、そんなわけないだろ、どこに向かっていくのかは全然分からないけどあの、刹那を生きてる感じ、とても好き。

すごいなって思うのは、森さんが、YOWLLが企画したライブ、全員演奏上手い。だから変なことが気に掛かったり全くなくて、全部の身体と心をライブにステージに集中させられる。すごくない?4組。4組ともすごく良いバンドすごく良いライブ。って。奇跡だよ。

Enfants。大さんが着ているYOWLL Tシャツがかわいい。お似合いでかっこいい。企画主のバンドのTシャツを着るという心意気。
ランタンマルシェでYOWLLの曲をかけてくれて対バンしたいって言ってくれた翌日にはライブ観に行って、企画のお誘いがあって、即決。奇跡じゃん。。前世のテレンとブライアンの対バンを何回か観たことがあって、その時には「それぞれのバンド」として見ていたけれど、時を経て同じセカンドキャリアのバンド同士でまた対バンが観られる、もうそんなのエモエモのエモ。語彙が消失する。とまあ個人的にもライブが始まる前からエモーショナルが爆発しそうな気持ちを抱えていたんだけど、そんなの抜きにしてもかっこよかったです。1年前より全然かっこいい。それは弱さが見えるからなのかな、って感覚の話だけど。弱さを曝け出すのは勇気が要ることだし、実は強くないと弱くなれない。弱さの続きに強さがあるってことを、んーなんだろ、掴んだっていう言葉で合ってるのか分からないけど、そういうのを感じました。ギターの音がよく聴こえて、あーバンドっていいな、大さんの声はちょっと麻薬系だと思うんだけど(フィジカルよりもメンタル的に効くやつ)、その歌声をのせる演奏はこれでなくちゃ。をビタっと嵌めてくる。
爆音なのに弱々しさもか細さも感じるのすごいよね?なんでそんなこと出来るんですか??


YOWLLセッティングリハから爆音でニヤニヤしちゃう。ニヤニヤ?にこにこ?ニヤニヤしてるのが自分でも分かるからわざとしかめ面したりする。はー生きてる音だ。聴くたびに生きてるなって思うし、生き返るな、とも思うし、絶対必要な音楽だな、と実感する。毎回聴くたびに新鮮にそういう気持ちになる。もちろん普段の生活の中で聴く音源はとても刺さるし人生の彩りになくてはならないものなんだけど、ライブってそうじゃないんだよな、全っ然、別物なんだよな、って本当に本当に毎回思う。ライブはナマモノ。記録しておけないし(いや記録は出来るんだけど、その場の体験としては絶対に残せない)賞味期限「今」だし、そのライブを観ながら感じたあれこれも含めて「今ここ」それがあるだけなんだよなー。その音楽に身を浸すことの、なんと贅沢なことか!拳を上げることも忘れてステージを見つめてしまう。いや、目すら瞑って音の洪水と振動の中にいるだけでいいなそれだけで、って思っちゃう。でも目を瞑るのは勿体なさすぎるので、もう微動だにできずじっと見つめている。森さんのギターだいすき。なんであんな速い運指しながら歌えるん?ギターも歌もめちゃくちゃかっこいいやん。。新曲の間奏ですごい技繰り出してたよね?見てても聴いてても凄すぎて意味わからん。スリーピースなのに音の網目がすごいんよ。こんなに凝ってて転調変調しまくってるのに、(世間の人たちがどう思うかは分からないけど)それでもとてもストレートでシンプルな音楽だなって思うよ。叫んでる時の首筋すらかっこいいって思う。ギターの音なのかベースの音なのか分からない縦横無尽ベース(だから網目がすごい綿密)にただただシンプルに音がデカくて気持ちいいドラム(気持ちいいドラムってバンドのグルーヴがバチっと決まってないと成り立たない)。

信じることは安心。すごい真芯。
信じてるし信じたい。というか、安心して信じている。ただ良い音楽を聴いている、それ以上のものを受け取っている。だから立っている(立っていける)。
なるべく寄りかからずに生きていきたいけど、少しばかり好きの気持ち…信じたい気持ちに寄りかからせて欲しい。そのあとは自分で生きていくから。(人に頼るとかそういうことじゃなく、自分の中での話、一応ね)
そしてこれからも好きでいると思う、今そう思っている自分も信じたいと思う。

なんだろ。結びの言葉が思いつかないな。まだずっとあの空間が続いてくれれば良いのにな、ってまだ思っているくらいには「良い」と「好き」で溢れた場所と時間だったな。とても幸せだなー。そっか結びの言葉は「幸せ」これしか無いな。幸せです、ありがとうございました、心から感謝を込めて。


2023.11.22 神戸D×Q YOWLL企画「22」


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