シェア
緑川 悟
2023年2月9日 21:41
焼き芋。子供の頃はとてつもないご馳走に感じた。何せ作る手間がとんでもない。というか焚き火自体がめんどくさい。 僕の少年時代、焼き芋を食べるためにはまず近所の農家による焚き火に遭遇する必要があった。遠目に橙の輝きを発見すると、大急ぎでさつまいもとアルミホイルを両手いっぱいに抱えて走り「おじさん、これ焼いてよ!」 とおねだりせねばならなかったのだ。燻るわらを見つめてようやく辿り着いた焼き