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ちるの日記vol.2 今日みたいな惨敗の日、僕はアンガーマネジメントとしてウパーを使う

ひゃー!!0-5!!!惨敗!!!!

本日2024/5/19(日)町田GIONスタジアムで行われた町田ゼルビアvs東京ヴェルディの試合は、5-0でホームチームが圧勝を飾った。
舌戦というとちょっと大げさだが、とにかく勝利に徹するスタイルを貫く町田・黒田剛監督と、そうしたスタイル(決して町田”のみ”を指したわけではないのだろうが)に疑問を呈する城福浩監督とのスタイルウォーズ。昨年J2での初対戦時からなにやら因縁めいたものが生まれる中で、今回は両者J1の舞台に上がっての再戦だったわけだが、ヴェルディから見ればぐうの音も出ないほど完成度の違いを見せつけられてしまったのであった。
単純なサッカーの質・コンディションも含めた選手の質にも差があったが、今日はどうにもヴェルディの選手に緩慢さが見られるというか、情念入りまくってたであろう城福さんのテンションとは裏腹に「笛吹けど踊らず」感があった。理由は分からないけど。黒田監督が試合前も試合後も平常心を強調して、選手たちもいつも通りのソリッドなサッカーを見せていただけに、余計にね。いつも「頭から湯気が出るようなトレーニング」を強調する城福さんであるが、今日はヴェルディサポの頭から湯気が出るような試合になってしまった。

頭から湯気が出るようなトレーニング」って城福さんの言い回し、しっくりくるようなこないような絶妙なラインで地味に好きなんだけど、少なくとも彼が10年前から使っている表現なのね
https://ameblo.jp/yuhei12vfk/entry-11998179355.html

今日は別の用事があったため、野津田へ足を運ぶことはできなかった。JSP展という写真のコンクールがあり、父親の作品がそれに入賞したということで、その展示を見に恵比寿の東京都写真美術館にいたのだ。写真に関してはズブの素人の僕だが、良いフォトグラファーというのは、撮影の技量もさることながら、自分の瞳に映る景色に物語を見出し、それをどう鮮やかに切り取るかに長けているのだろうなあ、と展示された作品群を見ながら感嘆していた。ヴェルディ絡みでも写真を上げている方々がいらっしゃるが、そのフレームに映る選手やマスコットの姿が、僕の目に映るそれよりはるかに躍動して輝いて見えることに、僕は心から尊敬の念を抱いている

15時ちょいすぎに展示を見終えたので、ラスト30分だけでも渋谷にあるアイリッシュパブバンシー(今年からヴェルディを応援してくれている)にでもお邪魔しようかと思ったが、ちらっとつけたDAZNに映る「3-0」というスコア、そしてまだ時間が残っているにもかかわらず、動揺を隠せない選手たちの姿を見て、すっかりビールを飲む気も失せてしまった。うーん僕は心の弱いサポ、バンシーデビューはまた今度にお預けです。

本日の敗戦に怒り心頭というサポーターもたくさんいることだろう。とりわけ、最後までゴール裏で声を枯らしたヴェルディサポーターたちは、その熱量に見合ったとは到底言いがたい結果に、やるせない思いを抱いていることだろう。

ちょっと話はずれるのだが、僕は会社のPCにウパー(ポケモン金銀から登場。かわいい)の画像を保存している。そして、取引先からなにか不可解なメールが飛んできたり、理不尽な叱責を受けたときなんかに、1クリックでウパーがディスプレイにぬっと現れるように設定している。どんな言葉が飛んでこようと、ウパーの画像を添えるとそれはウパーのセリフに見えてくるから「まあウパーが言うならしょうがないかあ」なんて穏やかな気持ちを取り戻すことができるのである。これは僕なりに編み出したアンガーマネジメントなのだ。

今日のような受け入れがたいスコアも、たとえばウパーが

ウパー「5点もとられちゃった」
ウパー「でも1点もとれなかった」
ウパー「ごめんね」
とでもいわれようものなら、まあしょうがないかなあ、と思うでしょ。

あのどうにもいけ好かない黒田監督のコメントも、

ウパー「このあいだ、ジュビロが勝ち点40なんぼとか出してたよね?なんでそうなるのかなと思ったけど…。70くらい言ってくれたらどうなのかな」
とかウパーに言わせるとほほえましいでしょ。これに関してはそうでもないか。そうでもないな。

まあ超板でもリヴェルンに謎の理不尽要求をしてる人がいたらしくて、こんな状況だけどちょっとニヤッとしてしまったし、

今日みたいな日は、かわいいキャラクターやマスコットの癒しパワーをうまく活用しながら、早めに床について明日に備えるというのも、一つの対処法ではないでしょうか。

僕も菩薩ではないので、怒りの感情はしょっちゅう芽生えるし、いついかなる時もそれを押し殺せ、なんて不自然だと思ってる(それこそ、去年の18番の件とかは、ブチギレるのが自然だよね)。でも、今日のような清々しいほどの完敗は、あんまり引き摺ってもしょうがないのではないか、とも思う。現地に行ってすらない人間が偉そうに申し訳ないんだけど。

幸い3日後にはもう試合がやってくる。ルヴァンカップの広島戦、チームのリカバリーパワーを信じて、ニューヒーローの誕生に期待して、我々もコンディションを高めていければと思うのだ。次こそはウパーの力を借りずとも、気持ちよく眠れる夜になるといいなあ。

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