『知っている』と『考える』は全くの別もの!
書籍名『自分のアタマで考えよう』
作者名『ちきりん』
これまで、自分の頭で考えなさいとよく言われてきたと思うが、実際
「考えるとはどういうことなのだろうか?」
という点から整理していきたい。
➀知識と思考の違い
この本で前提として言われている考える事は、
「知識と思考を分別させる」
という事ある。
―知識は過去!思考は未来!―
何かのデータを観た際に、これまでの先入観をもとに判断してしまう。
→今までの「知識」が、「思考」をすることを邪魔している。
新たな情報を吸収し、アイディアを考えるためにはこれまでの知識から考えるのではなく、目の前のデーから分かることは何かという事を考えることがもとても重要になる。
**②「考える」準備としての決めるプロセス
**
・プロセス決定までの流れ
物事を決める際、具体的な意思決定プロセスを明確化→必要な情報をリスト化→調査・分析
―数値を整理して「考えた」気になっていないか「考える」という事は、
情報を収集→数値情報を数値化→「結論を出す」(自分の意見を持つ)
この一連の流れのことをいう。
要するに自分なりの仮説を立てるという事である。
★point:考える時間を見える化する!
(1日のスケジュールで考える時間をあえて設ける。)
③考えるってどうすること?
(1)思考する時は「なぜ?だから?」を問い続ける
→今まで見えて来なかった社会の動きが見えてくる
(2)選択肢を分解しながら意識的にあらゆる可能性を考える
(分解図を用いる)
★応用概念を要素分解してあらゆる組み合わせを検討する
(3)考える最も有効な手法は「比較」
→比較は「縦」と「横」
●「縦」…時系列=歴史的観点で物事を見る
●「横」…他者比較=国際的な観点で物事を見る
(4)判断基準に優先順位をつける(判断基準を仕分ける)
→判断基準は目標の姿から導かれる
→選んだ判断基準に白黒をはっきりと付ける
(5)レベルをそろえて考える
→物事の前提のレベルそろえる。相手と議論をするときに有効。
(相手が今どのレベルで話しているのかを確認する必要がある。)
(6)自分のフィルターを持つ
→自分独自の選択基準を見つけそれが何であるかを考える事
(7)データを追い詰める
→データを鵜呑みにするのではなく、自分自身で深堀していくことが大切
(8)言語化から視覚化にすることで思考が深まる
→プロセスと階段グラフを組みわせる
**③頭の回転が早い人の特徴
**
「知識を保存する」=「洞察につなげる」
→「自分のアタマで考える」ということ
「知識を思考の棚に整理する」
これをできている人は頭の回転が早いと言われているのではないのでしょうか。
最後に
これまで自分の頭で考えるという事は何かということ意識してこなかった。しかし、この本を読むことで、
目の前のことから社会問題すべての事柄でおいて考える際は、今までの知識を1度頭の片隅に置いといて、1から事柄の本質は何かを追及していくという事ができていなかったと反省。
これからは、意識的におこなっていき、自分の頭で考えた上で意見をはっきりと答えられるようしていきたい。
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