イヤなことを引きずらないコツ
ストレスのほとんどは人間関係と言われています。
皆さんは最近、何かイヤなことありませんでしたか?
ダブルケアをしていると人間関係で悩むことは多いと思います。
私自身も人間関係でショックを受けるようなことがありました。
どうしてそんな行動を取ってしまったのかという罪悪感や後悔で帰りの電車で涙が出そうになりました。
家についてからも、とにかくイライラしたと思えば、急に悲しくなったりと情緒が大忙しでした。
メンタルを病まないようにするために私が実践したイヤなことを引きずらない方法をお伝えします。
目の前の出来事がきっかけで過去のことを思い出している
「どうしてこんなに気持ちが落ち着かないのかな?」
まず自分自身をちょっと客観的に見てみることにしました。
そして仮に何か過去に起きていると前提として、「以前、人や場所は違うけど同じようなことが起こってないか?」と振り返ってみました。
「もしかしてあれかな?」
振り返ってみると似ている出来事が数年前に起きていました。
その時に感じていた感情や感覚が同じでした。だからこんなに胸が苦しくなっているんだと分かりました。
イヤな気持ちや感覚を消したいなら、思考ではなく身体の感覚へアプローチをする。
〈イヤな感覚を上書きする〉
イヤな感覚を良い感覚で上書きするという心理ワークをセルフで行いました。
①今、感じているイヤな気持ちや感覚。
②フラッシュバックしてきた数年前のイヤな気持ちや感覚。
この2つのイヤな感覚や気持ちを徹底的に上書きして、イヤな感覚が出てこないようにしました。
と言っても5~10分ほどでしょうか。
出来事を思い出しても、イヤな感覚がフラッシュバックしてこなくなりました。
自分自身に原因を引き戻す。
この作業が1番つらいかもしれません。どんなことが起こっても、あえて自分自身が引き起こしたのだと、自分に原因を置いてみます。
コツは『自分のせい』と主観的に自分を見るのではなく、客観的に俯瞰して自分を見ることです。
そうすることで、「なんのために、自分はそんなことをしたのか?」と客観的に観察することが出来るようになります。
自分自身に「なんのためにしたの?」と繰り返し、問い続けます。
すると「なんのためにしたのか?」目的を見つけ出すことが出来ます。
「だから私はそんなことをしたんだ」と腑に落ちるような答えを導きだすことが出来ます。
もしかしたら、その答えは自分自身の価値観に合っていないかもしれません。もしかしたら人によっては賛否が分かれるような答えかもしれません。
客観的に自分自身を見つめたから出る答えだと思います。主観的に自分自身を見ていたら、出てこないかもしれません。
どんな答えでも、「確かに、そうかもしれない」と腑に落ちるような答えであれば良いと思います。
イヤな感覚を繰り返さないために自分で出来ること
思考から変えていくことは出来なくはないと思います。ただとても時間がかかります。
頭で理解しても、いざフラッシュバックするような場面に遭遇すると例えば動悸がしたり、涙が出そうになったり、情緒がジェットコースターのように急降下したり。
身体や気持ちの反応を止めることは出来ません。
反応をちょっとずつでも薄くしていかないと同じ場所をぐるぐるとし続けてしまうことになってしまいます。
私自身、うつ病だった時。
精神科クリニックのリワークプログラムで認知行動療法を学びました。頭では理解しても、似たような場面が来ると身体や感情がフリーズして、涙が止まりませんでした。自分自身では身体や気持ちをコントロールすることが出来ず、とても歯がゆく、悲しかったです。
そんな時に認知行動療法ではない、身体の感覚にアプローチする方法を知りました。
身体の感覚を整えると、身体の感覚や気持ちを自分で少しずつコントロールしていけるようになりました。
今でも上書きしていない記憶や感覚が時折、思い起こすようなことを引き起こしてしまいます。
もし、仮に同じようなことが起こっても。身体の感覚と気持ちを上書きして、なんのためにそんな行動をしたのかという目的を見つけ出せれば、同じようなことを繰り返さないようにするために別の行動を取れるのではないかと思います。
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