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介護って突然来るんです。

内閣府の調査によると要介護者になる原因は1位:認知症、2位:脳卒中、3位:高齢による衰弱、4位:骨折・転倒とされています。

男女別に見ると、男性では脳卒中が多く、女性は認知症が多いということが分かっています。

内閣府 | 第1章 
高齢化の状況(第2節 2)第2節 高齢期の暮らしの動向(2)

検査データや普段の様子から「ちょっと危ないかも」と思えても
実際に脳卒中、転倒・骨折がいつ起きるか誰にも変わりません。

しかし脳卒中になると半身のまひが後遺症として残ったり、
転倒し骨折してしまうことで寝たきりになってしまったりというケースは
珍しくありません。

どんな介護がどれくらい必要なのか?

自分の親が「もし脳卒中で半身まひが残ったとしたら?」と考えて、
介護に備えているという人はどれくらいいるのでしょうか。

おそらくほとんどいないのではと思います。

介護の事前の準備って、簡単に出来るものではないです。

その状況になって初めて、「どうすれば良いの?」「何が必要なの?」って考え始めるのかなって思います。

脳卒中の後遺症に必要な介護と認知症に必要な介護は違います。
また症状の程度によっても、必要な介護は違います。

ケアが同時進行していると頭がパンクする

そこに仕事や子育て、自分自身やパートナーの病気のケアが先にあったりしたら、何から手を付けていけばいいのか、何を優先していけばいいのか頭がパンクしてしまう状況になってしまいます。

普段であれば、「まずあれからやって、次にこれやって。それは後に回してもいいかな。」と冷静に考えられても、いざケアが同時進行していくと疲労と睡眠不足やストレスで頭が働かなくなって「いつもだったら出来るのに」ということが少しずつ出来なくなっていきます。

頭が麻痺していくと少しずつ身体と心も麻痺していき、限界まで気づかずにがんばってしまい倒れてしまいかねません。

ケアが同時進行した時、どのように両立させていくか

まずはケアラー自身が助けを求めること。

助けが必要な状態か分からないままでは、支援者が助けに入ることは難しいです。

そのため、ケアラー自身からのSOSが必要です。

ケアラー自身からのSOSが難しい場合もあります。
やることがいっぱいで頭がパンクしている時、「どこかに助けを求めよう」と考えて、行動に移すことが億劫になっていきます。

「誰かに助けを求めるよりも、自分でやってしまった方が早い」と感じて、
やってしまいがちです。

体力がある初期段階はそれでも良いのですが、ケアが慢性的になり
長期間化すると体力が持たず限界を迎えてしまうことになります。

気付いた周りの人が「大丈夫?」とまず声をかけて、気に掛けるだけでも
少し違うのではないかと思います。

意識して観察すると、身近なところにダブルケアは潜んでしますよ~

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