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詩 Karma


なんびとも
知らぬ存ぜぬを決め込めば
我が身を恥じる事もなく 
見ざる聞かざるで
ただ首筋に入った深い皺と
胸の奥深くに落ちた一点のシミに
狼狽えれば済んだものを

暖色のクリップライトを避けながら
花として結実することもなく
はらはらとこぼれる花弁は
目のふちに留まりきれなかった真
噛んだ唇から滲むものを
捧げ尽くすのは女の業

月の冷たくなる夜に繰り返し
繰り返し溺れては生まれ変わる
狂おしいほどに

わたしは鬼の子
哀しみとは
どんな唇からもれる言葉か

わたしはただの鬼の子



*太夫格にあと一歩手の届かなかった女達の事がふと頭に浮かんできました。。。。からの妄想でございます。


#詩 #創作  

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