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コラボ作品集 《雪》1

ぬくもる


「また降って来とう」
「ご苦労さん。あっついお茶淹れてるすけ」
  雪ほげを終えた父ちゃんが寒そうに炬燵に潜り込む。湯呑を両手で包み、赤い頬と鼻に立ち昇る香気と湯気。
「今晩も降りそうだすけ、止んでる内にしとかねば道付けも出来んようになるで」

 家族の為に頑張った背が満足気に丸まった。



俳句 kusabue  
140文字小説 悠凜
イメージ 翠 

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