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火祭り


 8月26日、27日に、毎年山梨県富士吉田市にて火祭りが行われる。重要無形民族文化財に指定されている祭りで、どうやら季語←でもあるらしい。
 この辺り駅名で言えば富士山駅。何年か前に駅名から「吉田」を消し去ったのだが、実におこがましい。邪道だwww。

 火祭りに話を戻す。一昨年は疫病の影響で中止。昨年は断行し、今年も開催される。

Wikipediaより引用 CC BY-SA 4.0画像
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 この辺りに祖母の実家があり、隣には、昔祖父の実家があった。
その関係で、わたしも子供の頃何回か火祭りを見学した。(専ら縁日目当て)

 北口本宮冨士浅間神社と摂社である諏訪神社両社の例大祭だ。
 家々の松明、吉田口山道にある山小屋の松明、そして表通りの巨大松明80本近くが焚かれ、あたかも「火の海のごとく」となる。

 木花咲耶姫に捧げるもので、火を捧げ火(噴火)を収めるよう祈願する祭りだ。邇邇芸に不義を疑われた事が我慢ならんと、産所に火を放ち、火の中で三柱を見事に産み落とした木花のプライドの高さ。

 女体と火と神話の関わりについて以前コラムを書いたが、火を放つ事で女の意地を通した木花咲耶姫はあっぱれなキャラクターだと感じる。理不尽な男の言いなりにはならぬと、毅然とした態度を貫く姿は惚れ惚れとする。

 その木花咲耶姫に火を捧げる富士の火祭り。富士山の噴火が女の怒りを象徴するものであるならば、世の男性諸君はくれぐれも心していただきたい(笑)
 神話から何かを学ぶとは、こう言う事に違いない←え(笑)


#コラム  #mymyth

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